2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
それにしても、失敗するかもしれない経済政策に、時の首相が自分の名をカンムリにするなんて、どういう精神構造なのか理解不能だ。 失敗した経済政策の名称として、アホノミクスは長く記憶される。 それからさ、リーマン・ショック級の危機が目前に迫ってい…
「王義之から空海へ」展覧会から、三跡の藤原行成(ふじわらのゆきなり「コウゼイ」972-1028)のご紹介。 我が国の書の大家は、 日本三筆=嵯峨天皇・空海・橘逸勢(たちばなのはやなり)と、 日本三跡(三蹟)=小野道風・藤原佐理・藤原行成。 三筆(さん…
画像はツイートで見つけた、広島市のとあるつけ麺店の貼り紙風景。歓迎ムードが漂う微笑ましい良い画像だ。 大統領が広島に到着し、資料館の前で知事と市長がお出迎えをした。私はあのシーンだけでウルウルしてしまった。党派を超え思想を超え人種を超え、広…
熱が出て寝込んでいたが、オバマ大統領が広島に来る特番は見逃さまいとテレビの前に鎮座。 まあいろいろご不満のあるお方もいらっしゃることだろうが、まずは、広島に来てくれただけで及第点をやってもいいだろう。 91歳の被災者が、「ノーベル平和賞もらっ…
私が育てたエンドウ豆です。もう食べきれないほど採れていますが、2人分のエンドウご飯(一合)はこれくらいの量で十分なのです。新鮮なうちにと、他の豆は身内などにもらわれていっております。 冬を越せるのかと心配になるほど貧弱な豆の木でしたが、春に…
いまに始まったことではないのですが、多肉植物が少しブームです。 多肉植物で、もっともおなじみなのがサボテンでしょう。乱暴に言い切ってしまえば、多肉植物はサボテンの仲間です。でも、形が面白かったり愛くるしかったり見ようによってはグロテスクだっ…
藤原佐理(ふじわら の すけまさ/さり 944-998 )は、平安時代中期の公卿・能書家。 「王義之から空海へ」の展覧会では、日本最古の詩懐紙「頭弁帖」(国宝)が展示されていた。これは、香川県立ミュージアム蔵。 「懐紙」とは書道用語では漢詩・和歌などを…
実家の草ぼうぼうの庭の草刈りをしていて、間違って切ってしまった庭植えのバラを、ダメもとで挿し木をしました。5年以上前の話です。 その挿し木からすんなりと発根し、育ててきたのですが、花はちらほら咲く程度でした。で一念発起して、2月に枝をせん定し…
書道の大御所三跡(さんせき)の一人、小野道風(おののみちかぜ「トウフウ」894-967)の書のご紹介。 道風といえば、花札の「雨」の人物として有名である。あの札は「柳」を表す札だが、柳に飛びついたカエルを見て、道風が書のスランプから脱したという謂…
国宝「風信帖(ふうしんじょう)」。 「風信帖」は、「灌頂歴名」と並び称せられる空海の書の最高傑作とされており、「風信帖」(1通目)、「忽披帖」(2通目)、「忽恵帖」(3通目)の3通を1巻にまとめたもので、その1通目の書き出しの句に因んでこの名があ…
上野千鶴子 @ueno_wan 5月20日 沖縄の事件。ひとりで夜道を歩けないということそのものが、女性への潜在的なhate crimeの恐れからだ。少女は誘拐され、電車の中では痴漢をされ、妻は殴られ、女性は強姦され、つきまとわれ、果ては殺される。女だというだけの…
大阪市立美術館で開催中の「王義之から空海へ 日中の名筆漢字とかなの競演」展に行ってきました。(会期は5月22日まで) おもな展示作品を、中高生向けと思しきパンフレットを利用して、上記画像でご紹介しています。 最澄の「久隔帖(きゅうかくじょう)」…
東京五輪招致で裏金が動いたとか。タイム誌がそれを伝えている。表紙は、万札でデザインされた東京五輪エンブレム。お札で作りやすいエンブレムとは、何とも象徴的である。 舛添要一がセコイ財テクをやっていて、次から次へと、合法的なもの非合法なものなど…
牡蠣工場 監督・製作・撮影・編集:想田和弘 製作:柏木規与子 製作年 2015年 上映時間 145分 現在、京都シネマで上映中の「牡蠣工場(かきこうば)」を見てきた。想田和弘監督自ら、カメラマンを務め編集までして作り上げた「観察映画」を観察してきた。 舞…
秋山ちえ子さんが亡くなられてしばらくたったが、私が子どもだった頃に、TV番組・TV画面を通して秋山さんとよくお目にかかっていた。(子どもニュースのような番組だったような記憶が…) 声が良くて語り口調が上品で、お顔の表情も魅力的なおばさまだなあと…
「赤い地図」(1980) 次女は海外に新婚旅行中。長女は配偶者と海外赴任先に帰っていった。私は娘たちを送り出しただけの親だったので、しっかり育てる責めは果たせなかったが、健康で幸せになってくれればと祈るばかりである。いずれにせよ、私の日常は戻り…
知識人とは何か エドワード・W・サイード 大橋 洋一 (訳) (平凡社) エドワード・W・サイード (1935 - 2003)の「知識人とは何か」、2度目のご紹介。前回紹介時は2014年12月の総選挙前日。自民党はその総選挙で大勝して、戦争法案成立まで一気に駆け抜けた。…
三岸節子 ブルゴーニュの麦畑 1980年 イギリスの風景画家ターナー(1775-1851)が、20ポンド紙幣の肖像になるという比較的新しいニュースは、気にも留めなかった方が大方だろう。私は小学生で読んだ夏目漱石の「坊ちゃん」でターナーという画家を認識してい…
君たち今からどこへ? ちょいと、アビーロードまでね。 じつはこれは、アルバム「アビーロード」のジャケット撮影待ちの4人であります。いまからあの横断歩道を渡って行くところです。ポールは、すでに靴を脱いでいるのでしょうかね。 これを見ていると、長…
らくがき 1973年 92.2 x 72.9cm 愛知県美術館 三岸節子は1968年にフランスに移住し、1991年に帰国した。 1954年に初めてフランスに渡り、南仏に定住するまでしばらくの時間を要した。三岸は63歳で移住したが、それは今の私の年齢と同じで、そのバイタリティ…
三岸節子 「花と魚」(1952) 65.1×90.9cm 一宮市三岸節子記念美術館蔵 念願の三岸節子(みぎしせつこ 1905-1999)の作品に、ようやく接することができた。 神戸は東灘区の阪急御影(みかげ)駅に初めて降り立った。最も一般的な石材の花崗岩の通称は「御…
2009年の5月、プラハでオバマ大統領は、広島・長崎への原爆投下を指す「核を使用した唯一の保有国としての道義的責任」にふれ、「核のない、平和で安全な世界を米国が追求していくことを明確に宣言する」と述べた。 この演説でオバマはノーベル平和賞を受賞…
小林節慶応大学名誉教授が政治団体を設立して参議院選挙に打って出るという。 新たな政治団体は政策として、「安保法廃止」「言論の自由の回復」「消費増税の延期」「原発廃止」「憲法改悪阻止」などを掲げ、候補者はインターネットで募り、10名以上の候補者…
NHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」の主題歌「花束を君に」を歌うは宇多田ヒカル。作詞と作曲も彼女の手になるもので、朝ドラ前作の「あさが来た」の主題歌も大好きだったが、この主題歌はもっと好きになり、実に久々にiTunesで買い物をしてしまった。 「花束を君…
奈良散歩の最終目的地は、興福寺の国宝館でした。ここは、仏女(ぶつじょ・仏像好きの女性)の聖地といっても良い場所でしょう。国宝館は2010年3月にリニューアルオープンし、私はその当時以来6年ぶりの訪問でした。 乾漆八部衆立像(かんしつはちぶしゅうり…
画像の赤い車が停まっている白い家は、ドナルド・トランプのニュージャージーの自宅。法外な売り値を提示したのであろう、トランプの家を買うことに失敗した業者は、彼の家を取り囲むようにビルを建てようとしている。これはトランプを象徴するような、実に…
人気商売をしていると、思ってはいても言いにくいことがある。だから、芸能人は沈黙を守るのだけど、言葉の端々に思いを込めることもある。 彼らの本心はどこにあるのかよくはわからないが、(よくわかる人もいるが)、控えめながら反戦の意志を表明している…
画像は、コンパクトデジカメで撮影した夕暮れ時の大阪国際空港(伊丹空港)です。着陸ラッシュが始まっています。 ここは伊丹空港と呼ばれますが、大阪府豊中市と池田市と兵庫県伊丹市にまたがっている空港です。 空港の北ターミナルをJALが、南ターミナルをA…
立憲主義(りっけんしゅぎ)とは、政府の統治を憲法に基づき行う原理で、政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれていることに依拠するという考え方。 5月3日は憲法記念日。 2日夜の憲法を扱ったNHK「クローズアップ現代+」は、護憲派などからよくやったと…
東大寺は二月堂界隈の写真です。 上段左から 1 東大寺の南大門をくぐり、大仏殿を左に見てこの道を辿ると二月堂に行き着きます。 2 二月堂境内。お水取りのたいまつはこの見上げた本堂の舞台で振られます。右の階段を昇っていきました。 3 階段を上がった二…