遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

立憲主義を破壊した安倍政権

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立憲主義(りっけんしゅぎ)とは、政府の統治を憲法に基づき行う原理で、政府の権威や合法性が憲法の制限下に置かれていることに依拠するという考え方。

5月3日は憲法記念日

2日夜の憲法を扱ったNHKクローズアップ現代+」は、護憲派などからよくやったとSNSで褒められています。制作現場は首相官邸や会長から叱られるのでしょうが、上等ではないだろうか。
偏りのないバランスの良い中身、つまり、「立憲主義は重視すべきだな」と感じさせる内容だったようです。(私は未見です。)

2日の毎日新聞夕刊と3日の朝日新聞には、東大教授の石川健治がそれぞれインタビュー記事と寄稿で登場されています。励みになります勉強になります、ありがとうございます。

「クーデター」で立憲主義破壊 憲法学者石川健治・東大教授に聞く(毎日新聞5/2)

9条、立憲主義のピース 寄稿、憲法学者石川健治(朝日新聞5/3)

さて、今日は散歩しながら、物心ついてからの日本の政権・内閣・総理大臣のことを思い出しながら、AタイプとBタイプに分類していました。

今の政権は、分類不可能で、AB両方のタイプを兼ね備えた最悪最低の政権になってしまいました。

たとえば、安倍の身内の岸や佐藤は、どちらかというとAタイプで、麻生や森はどちらかというとBタイプに分類されます。
しかし安倍政権は、「どちらかというと」に当てはまらないAとBを等しく備えた最悪最低の政権だと言えます。石川建治教授に「クーデター」で立憲主義を破壊した政権だと言われているのですから、救いようがありません。

そのことに、少しずつですが聖なる民は気づいてきたような気がします。無関心だった人たちが、少しずつ感心を持つようになってきたのかもしれません。まだほんの少しですが。