遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

わが家の多肉植物「ミセバヤ」

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いまに始まったことではないのですが、多肉植物が少しブームです。

多肉植物で、もっともおなじみなのがサボテンでしょう。乱暴に言い切ってしまえば、多肉植物はサボテンの仲間です。でも、形が面白かったり愛くるしかったり見ようによってはグロテスクだったりと多彩(サボテンらしくない)な多肉植物が女子に人気でのようです。

室内で育てられるし、場所をとらないし、水やりもほとんど必要がないし、散歩させる必要もないし、部屋も汚さないので人気なのでしょう。

さて、画像でご紹介の丸い葉がつながっているな植物が、「ミセバヤ」です(わが記事には2度目の登場です)。(鉢には、シダのような葉っぱも生えています。)

ミセバヤ(見せばや)は、多肉性の宿根草です。玉緒(たまのを)とも呼ばれるようで、和名「ミセバヤ」は「見せたい」という意味の古語が変形したもののようです。自生地とされているのは香川県小豆島の寒霞渓と奈良県内のみで、どちらの自生地でも個体数は少ないようです。ただし、家庭で楽しむ園芸の鉢植えは多く出回っていると思われます。

わが家のミセバヤは、実家に放置されていたのを自宅に持ってきたもので、植替えもしないまま10年近く育てています。鉢の直径は20㎝くらいです。

多肉植物の共通の特徴で葉っぱは肉厚で、全体のフォルムもユニークです。秋にはピンクの小花が咲き、緑の葉っぱはオレンジ色に紅葉し落葉します。
わが家は、屋外であまり手をかけずに育てています。冬には姿を消すのですが、春になると「ミセバヤ」とささやくように葉っぱが出てきて自己主張をします。今まさに盛りであります。