遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ドイツ・グラモフォン栄光の111年に燦然と輝く名盤たち

ここ最近少し仕事が忙しい、 でも確実に前へ進んでいるので、充実感はある。 しかしストレスももちろんある。 そんななか、齢を重ね56回目のバースデーを迎え、 自分へのプレゼント、とか何とか理由をつけて、 55枚入りのBOXを購入してしまった。 て…

三たびの海峡/帚木蓬生

三たびの海峡 帚木 蓬生 (新潮文庫) 1975年頃だったと思う、 奈良から京都へ向かう近鉄電車のなかで、学生の私は2人の男と出会った。 彼らは明らかに逃亡中の身であった。 京都近郊の駅から、私がいた車両に乗り込んできた彼らは、 ドアにもたれて立つ…

ゼロ活力鍋/アサヒ軽金属

長女のボーイフレンドに、立派な研究者がいるようで、 立派な人なのだが、安アパートに貧しく暮らしているらしい。 彼は自炊をしていて、料理にも熱心なようで、最近圧力鍋を購入したとか。 実は、我が家も圧力鍋を新調したと長女が言えば、 それはどこのど…

「デスクトップの表示」アイコン

旧の帝国大学の仏文科を3年前に卒業した、 わが部門に配属されたとても優秀な男に、 入社間もない頃、エクセルのシートを作ってもらったことがある。 この文系の優秀な男は、数値をなぜかわざわざ、テキストで入力してくれて、 それを加工しようとして数値…

ベルリン・フィルのブルックナー

Herbert von Karajan: The Great Recordings (1970s) / Berlin Philharmonic Orchestra このほど、ベルリン・フィルのコンサートマスターに、 樫本大進(30)が就任することが内定した。 ベルリン・フィルのコンサートマスターは3人いて、 そのうちのひと…

あの素晴らしい愛をもう一度/加藤和彦

[[item(http://www.youtube.com/watch?v=OzJzvsf3a_A]] 作詞 北山修 作曲 加藤和彦 命かけてと 誓った日から 素敵な思い出 残して来たのに あの時 同じ花を見て 美しいと言った二人の 心と心が 今はもう通わない あの素晴しい 愛をもう一度 あの素晴しい 愛…

暗夜光路N市-V/横尾忠則

横尾忠則、現在73歳。 彼はもっと若いと思っていた。 1960年代からこの作家を見続けているけれど、 作品もあふれるほど見ているけれど、 どちらかというと、好きではない作家だった。 でも、最近2つの番組で彼の特集を見て、 彼の話し振りを聞いて、 …

永山則夫~獄中28年間の対話~

NHKのETV特集「死刑囚 永山則夫 ~獄中28年間の対話~」を見る。 永山則夫。 1949年昭和24年、網走の貧しい家庭に8人兄弟の7番目の子(四男)として生まれる、 父親は腕のいいリンゴの剪定師だったがギャンブルに明け暮れ、 母親は則夫など…

オバマのノーベル平和賞

会社帰りのカーラジオのニュースで、オバマのノーベル平和賞受賞を知った。 正直、えっと思った、 プラハでの演説は歴史的な素晴らしいものだったけど、 彼はまだ実績がないではないかと、思った。 でも、クルマを運転しながら考えていたのだが、 オバマなら…

新米-2009

毎年頼んでいる1年分の米を、今日引き取りに行きました。 父親の同級生の農家から、この季節に新米をまとめ買いします。 例年30kgの玄米の袋詰めを20俵譲ってもらっていますが、 今年は、天候不順のせいで5俵減らされました。 でも我が家は、パン食…

グラーグ57/トム・ロブ・スミス

グラーグ57〈上・下〉 トム・ロブ・スミス 田口 俊樹 (訳) (新潮文庫) 1956年のハンガリー動乱からちょうど40年後、 ベルリンの壁がなくなりハンガリー共和国が誕生した7年後の1996年、 私は、ブダペストのブダの丘からペストの市街を臨んでい…

2年ぶりの上陸台風

我が家にもある同型の、バリゴの気圧計(温度計・湿度計)は、 ふだんは気圧はちっとも変化しないで面白くも何ともない。 しかし今は違う、 1000ヘクトパスカルを下回ろうというところまできた。 この気圧計は、980ヘクトパスカルまで目盛りが刻まれ…

太らない日本女性

昨夜は、飲み仲間ならぬ食べ仲間からのお誘いで、 和食レストランへ。 10%割引クーポンをネットで取得して持参して、 質量ともまずますのひとり5千円程度の、 ごく庶民的で、静かでゆったりできるいいお店であった。 ストレスを感じない仲間たちと、静か…

鞆の浦の景観は国民の財産

瀬戸内海とそこに浮かぶ島々は、私のもっともお気に入りの海の風景である。 日本の海岸線の長さは、アメリカの1.5倍、 中国の2倍以上もある。 だから、アメリカでは、海を見て暮らす生活は、 とても贅沢なことなんだそうである。 その、貴重な海岸線を埋…