2009年の5月、プラハでオバマ大統領は、広島・長崎への原爆投下を指す「核を使用した唯一の保有国としての道義的責任」にふれ、「核のない、平和で安全な世界を米国が追求していくことを明確に宣言する」と述べた。
オバマ本人はいつか訪れたいと言っていたし、キャロライン・ケネディ駐日大使や先だって広島を訪問したケリー国務長官の助言もあったのだろう、ようやく正式に訪問が発表された。プラハ宣言が空振りだったので落胆していた私のような人たちや、広島の人たちは大歓迎の気持ちであろう。長崎の人々も喜んでいるだろう。
今回のサミットを広島で開催すべきだったと残念でならないが、時間が許せば、他の首脳も広島に足を運んでほしいものである。