遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ガラテア/ギュスターヴ・モロー

「ガラテア」 ギュスターヴ・モロー 1880年 ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826年4月6日 - 1898年4月18日)は19世紀に活動した、 フランスの象徴主義の画家である。パリに生まれパリで亡くなった。 聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られる…

ブラームス交響曲第1番/カール・ベーム

カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年日本公演 DVD 「のだめ」オーケストラは、ブラームスの1番を練習し始めた。 指揮者のカール・ベームが来日時のインタビュー。 ベルリン・フィルとウィーン・フィルの違いを訊ねられて、 うろ覚えで…

雨雨降れ降れもっと降れ

今日は関西地方は雨。 うちの女房は、昨日から九州の客人と京都紅葉めぐりのエスコート。 このお客人、桜の京都にとてももとても感動され、紅葉の季節にも入洛された。 画像は、今日の東福寺。 東福寺は紅葉の名所のひとつ、ただ境内が狭いところに大勢が押…

グロテスク/桐野夏生

グロテスク〈上・下〉 桐野 夏生 (著) (文春文庫) 忙しくて、職場で居眠りしている暇はないが、 どうしようもなく眠いことが少なからずある。 この小説の主要登場人物の一人、佐藤和恵は、 仕事中に眠くなったら、屋根の上で寝るスヌーピーみたいに 空きの会…

すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ/マネ

先週は日曜日も働いたので、 金曜日は休みを奪取して、神戸で開催中のオルセー美術館展に足を向ける。 平日の14時の会場は、思いの外混雑していなくて、 ゆっくり鑑賞できた。 会場は、女性が圧倒的に多かったが、 男はその時間、普通は仕事をしている、む…

平等院鳳凰堂

土日は引きこもりがちの私に、 高校時代の友が宇治で会おうと連絡をしてきた。 ありがたい話である。 中には三十数年ぶりに会う友もいて、寒空のなか出かけていく。 まだ紅葉には1週間以上早いが、 お目当てはかつての旧友達と当時の担任の女先生。 男3人…

高級腕時計

高級腕時計欲しさに魂を売った紀州の知事、 家宅捜索された知事公舎に、25個の高級腕時計があったようである。 フランク・ミュラーが何個かアップになっていたのはそのときの証拠品か。 電車でつり革を掴む腕に、高級腕時計を見ることがある。 朝早い満員…

松坂世代の代表はMATSUZAKA

藤原紀香が、結婚はするだろうけど、相手を聞いて驚いた。 ま、同じ関西系で波長が合ったというところか、めでたしめでたし。 しかし今日の驚きは、松坂大輔との交渉権獲得のために提示された、 レッドソックスの入札金額。 60億円! 高級腕時計で魂を売っ…

ベートーヴェン交響曲第5番&第7番/カラヤン&ベルリン・フィル

月曜9時は「のだめ」が定着、ベートーベンの7番がテーマ音楽。青少年諸君に、無責任にお奨めの1枚は、ベートーベンとカラヤンとベルリンフィル。カラヤン先生いつものようにカッコつけすぎだけれども、ま、この組み合わせなら申し分ないか。このドイツの…

ラバー・ソウル/ザ・ビートルズ

富も名声も十分手に入れ、もちろん実力も備わった彼ら、 ジャケットの写真でその自信振りがうかがえる。 みなイイ顔している。 このアルバムがリリースされた翌年、 彼らは来日した。 ジョンは、ピンクのキャデラックで六本木の骨董店に乗り付けた。 そんな…

松葉ガニ/城崎温泉

今日(11月7日)の関西は、木枯らし一番なのか、 風が冷たかった。 こんな日には、温泉、入りたい。 そこで、問題。 青森を出発して本州の陸路を山口県へ向かう、 絶対に通らなければならない都府県は? 正解は兵庫県。 この県を避けては通れないのである…

恋はみずいろ/ポール・モーリア

この3連休、なんの予定もつくらず寛(くつろ)ぎ休暇にしようとしていたら、 植栽業者がマイガーデンに入ってしまった。 出かけるつもりはなかったが、寛ぎはできなくなった。 猫の額ほどの広さの庭に、間引かれたように立った樹木の中に1本、 小さなオリ…

練馬ナンバー

クルマのナンバープレート、常々思うに、 日本のそれはダサい。 関西系は殊にそれを感じる。 「大阪」はまだしも「なにわ」「和泉」今般お目見えの「堺」、 いずれもかっこ悪い。 かく言う私は大阪ナンバーである。 「神戸」は、広域ギャング団のイメージが…

ジミーちゃんのお船

ジミーといってもペイジではなく大西。 ジミー大西はいまや画伯、 カラフルで少しシュールで、でも手抜きのない労作が彼の持ち味。 私のお気に入りの作家である、贋作も出回っていると聞く。 元お笑いのアーティストでも、大量生産の鶴さんとは、 私のお気に…

ブラック・ダリア/ジェイムズ・エルロイ

ブラック・ダリア ジェイムズ エルロイ 文春文庫, 吉野 美恵子 (翻訳) ジェイムズ・エルロイの暗黒のLA四部作の皮切りがこの作品。 私はこの作品でエルロイと出会った。 うちの娘、病癒えたが受験生の娘が、この映画が観たいと言う。 内容はまったく知らず…