遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

写真

中山寺の秋

先週お参りした、宝塚市の中山寺の写真です。 ここは、西国三十三か所の二十四番札所で、創建は推古天皇時代(593~628年)にさかのぼり創建したのは聖徳太子と伝えられています。 中山寺と聞くと、すぐ脳裏に浮かぶのが安産祈願のイメージです。大阪…

清荒神の秋

男の厄歳(数えの41歳~43歳)、どこから聞きつけたか前厄(41歳)の頃に親戚縁者がお祝いと火箸を持ってくる。 大阪北部に住んでいると、厄除けは京都府八幡市の石清水八幡宮や、宝塚市の清荒神にお参りに行く。その際にも厄除け火箸をいただいて帰って、後…

嵯峨野散歩/落柿舎・二尊院

小倉山の写真を撮って、回れ右をしたところにあるのが「落柿舎」です。 この界隈は20年ぶりぐらいに来ましたが、落柿舎は少しずつ手を入れられているのか、清楚ななたたずまいに磨きがかかったような気がしますが、気のせいでしょう。 松尾芭蕉(1644-1694)…

夏の日本庭園/万博記念公園

暑中お見舞い申し上げます 夏の万博記念公園の写真です。蓮の花を撮りに行った時の、蓮以外の写真です。 左上から右へ 1 日本庭園を一望できる屋根付き展望テラス兼休憩所。私なら、1時間はぼんやりできるところです。 2 展望テラスから、赤い百日紅(さる…

今からアビーロードを横断します

君たち今からどこへ? ちょいと、アビーロードまでね。 じつはこれは、アルバム「アビーロード」のジャケット撮影待ちの4人であります。いまからあの横断歩道を渡って行くところです。ポールは、すでに靴を脱いでいるのでしょうかね。 これを見ていると、長…

夕暮れ時の大阪国際空港(伊丹)

画像は、コンパクトデジカメで撮影した夕暮れ時の大阪国際空港(伊丹空港)です。着陸ラッシュが始まっています。 ここは伊丹空港と呼ばれますが、大阪府豊中市と池田市と兵庫県伊丹市にまたがっている空港です。 空港の北ターミナルをJALが、南ターミナルをA…

奈良散歩・二月堂界隈

東大寺は二月堂界隈の写真です。 上段左から 1 東大寺の南大門をくぐり、大仏殿を左に見てこの道を辿ると二月堂に行き着きます。 2 二月堂境内。お水取りのたいまつはこの見上げた本堂の舞台で振られます。右の階段を昇っていきました。 3 階段を上がった二…

奈良散歩・東大寺界隈

若いころから奈良によく遊びに行きました。車や電車でよく来たのは、ほとんどこの界隈(東大寺・興福寺・春日大社・奈良公園・若草山など)でした。JR奈良駅や近鉄奈良駅から徒歩圏内のこの界隈です。 画像 上段は春日大社の万葉植物園(入場料500円)。 中段…

サクラ2016

桜がきれいだったので、ウォーキングの道を遠回りして、小さな川の土手まで進出。パーカーのポケットには、コンパクト・デジタル・カメラ。 土手に並んだ桜の老木は、いまを盛りと咲き誇っていて、自転車でやってきた先客が、桜の樹の真下でカメラを構えてい…

クイーン・エリザベス号/大阪港

カーラジオで偶然知った情報。豪華客船クイーン・エリザベス号が大阪港に寄港するという。大阪には初めての寄港。 実は去年の今頃、インド洋で発生したサイクロンの影響で、クイーン・エリザベス号が予定になかった神戸に入港したことがあった。その時に見に…

ニューヨークのチャップリン

画像は、1918年ニューヨークのウォール街。第一次世界大戦の勝利を祝う群衆。 おびただしい群衆の顔を見ると、みな笑顔である。この画像と別角度で撮られた写真も残っているが、そちらの写真の方がさらに群衆の笑い顔が確認できる。 人々の視線の先には、ダ…

鎮守神に初詣

暖かい天候に誘われて、ひと駅離れた神社に歩いて初詣。車窓から見ていた神社だったが、はじめてお詣り。 車窓からは鳥居とその背後の鎮守の森しか見えなかったが、鳥居も灯篭も社殿もわりと新しい神社で、狛犬だけが苔むした古いものだった。 嫁いだ娘も含…

雪の中の子ども

暖冬が続いてスキ場のゲレンデはブッシュがむき出し状態だったのですが、ここにきて北国にはようやく雪が降ったようです。これで年末年始は何とかスキーができそうで、スキーヤもスキー場関係者にとっても何よりのプレゼントになりました。 思い出せば、今年…

29年前のポジフィルムをスキャンしました

borninさんの「23年前のネガをスキャンしてみました」というブログ記事を拝見して、私もフィルムスキャナーを購入しました。 http://blogs.yahoo.co.jp/bornin195151/63327766.html 私は古ぼけたネガやポジフィルムをたくさん所有していて、写真撮影の腕前が…

「六角堂」界隈/京都

今日は久々の京都でランチ。 画像左端の3枚は「京都文化博物館」。(上から、博物館のレンガ造りの外観。陳列されていた巨大な白いオウムのオブジェ。明治の銀行の面影を残す内部。) 京都文化博物館は、元日本銀行京都支店で現在は博物館・美術ギャラリー・…

ジョウビタキとハクセキレイ

昨日、菜園からのウォーキングでの帰りに、市街地の広い空地で私の至近距離まで(5m以内だった)近づいてきた1羽の野鳥を発見。春の終わりごろに同じような出会いがあったのだが、その時の野鳥はヒバリで、本物に出会うのは初めてだったが、ヒバリの姿は認識…

琴平散歩

四国での二泊三日の旅。 二日目、早朝の石手寺へのミニお遍路旅を終え、松山から琴平へ一般国道を東に向かう。 国道を走ってると、いたる所にお遍路の札所案内の交通標識が掲げられている。 私たちは単なる行楽客でスピリチュアルな旅人ではないが、「同行二…

石手寺と道後温泉本館/松山散歩2日目

今回、「松山地方祭り」と偶然日が合い、旅の2日目は5時過ぎに起きて、旅館の仲居さんに教えてもらった近くの神社の神輿の宮出しを見に行く。勇壮な6基の神輿とその神輿町の大勢の男たちが、長い長い石段を下りてくる。エキサイティングな経験だった。 そ…

ひろしま/石内都

広島市中区の平和記念公園では平和記念式典(原爆死没者慰霊式・平和祈念式)が開かれ、約4万5000人の参列者が犠牲者を悼んだ。松井一実市長は平和宣言で、被爆者の高齢化が進んでいることに触れ、被爆体験と核兵器廃絶への思いを共有する重要性を訴え…

宇治散歩/宇治川~平等院

三室戸寺のあじさいに堪能して、正午前に宇治川から平等院へ徒歩で向かう。 三室戸寺から、散策道路が整備されていて、迷わずに宇治川・平等院方面にいざなってくれる。 画像は、左上から、 ・杜に囲まれた「宇治上神社」の鳥居。世界文化遺産を構成する国宝…

宇治散歩/三室戸寺

土曜日に、次女が三室戸寺と平等院の散策を楽しんだようで、2日遅れで私たちもほぼ同じルートを散策。何度も宇治を訪れているが、自発的に観光で来るのは初めて。 休日を避けて月曜日に宇治にやって来たが、観光客は決して少なくなく、「老老老若男女女」と…

京都散歩/銀閣寺

京都散歩の最後は銀閣寺。この日(5/9の東山散策)は、15000歩の散歩であった。 今回のメインイベントは、銀閣寺訪問だったのだが、哀しいことに写真を10枚も撮らないうちに電池の残量がゼロになる。それでも何とかお見せできそうな画像をアップしました。 …

京都散歩/哲学の道

南禅寺から北に少し行った永観堂界隈から銀閣寺界隈までの、琵琶湖疏水に沿った閑静な小道が「哲学の道」。 永観堂(画像左2枚)には時間の関係で門の入り口に立ち寄っただけ。 永観堂は秋の紅葉が素晴らしいお寺さんで、京都で働いていた30代の終わりころ、…

ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅

真夏の朝早いバスは、鳥海山の5合目を目指していた。眼下には象潟の美しい田園風景が車窓いっぱいに広がる。象潟を認識したのはこれが初めて。 「青森から新潟~ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅」(つい先だって再放送)での一コマ。(画像は象潟の夕…

中井精也の「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」

世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書 中井 精也 (著) ニコン カレッジ (監修) インプレスジャパン(発行) 老後の楽しみ(時間つぶし)のひとつが撮影行と、まだ老後前なのに決めている。 一月に2回くらい、できる限り乗り放題の切符を買…

夕暮れのコンコルド広場/木村伊兵衛

夕暮れのコンコルド広場(1954年) 木村伊兵衛 今からちょうど180年前の1832年、一隻の船がエジプトはルクソールの港を発った。 船荷は1本のオベリスク。 古代エジプトの建造物ルクソール神殿。 船荷は、そのルクソール神殿前に立てられていた、2本…

天然色でパリを撮る/木村伊兵衛

NHKのEテレで1月に放送のあった「日曜美術館」「木村伊兵衛 天然色でパリを撮る」を鑑賞。 1955年、木村伊兵衛は、まだ一般的ではなかった国産のカラーフィルム50本を託されパリに飛んだ。 そのフィルムは、富士フイルムから1948年に発売されてはいた…

室生寺/土門拳

室生寺雪の鎧坂金堂見上げ 撮影:土門拳 1978年 室生寺、仁王門をくぐり雪の石段越しに見上げるは静かなる金堂。 この金堂自体が国宝であり、さらにこのお堂に国宝や重文の仏像がおわす。 この石段は「鎧坂(よろいざか)」と呼ばれていて、 作品のタイトル…

高峰秀子/木村伊兵衛

高峰秀子 (1956年) 撮影:木村伊兵衛 フィルム・カメラの時代、フィルムは貴重だった。 デジタル・カメラになって、 がんがん撮っても1枚当たりのコストは限りなくゼロに近くなった。 そんな時代になったにもかかわらず、むやみにシャッターを押さないと…

風貌:梅原龍三郎/土門拳

「風貌」より 梅原龍三郎 撮影:土門拳 1941年 表現手法がまったく違うから当然なんだけど、 音楽家に比べると、画家は話下手で朴訥な人が多いような気がする。 もの静かで淡々とした人が多い。 巨匠中川一政や高山辰雄は、自然に会話ができ取っ付きやすい…