遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

宇治散歩/宇治川~平等院

三室戸寺あじさいに堪能して、正午前に宇治川から平等院へ徒歩で向かう。

三室戸寺から、散策道路が整備されていて、迷わずに宇治川平等院方面にいざなってくれる。
イメージ 1

画像は、左上から、
・杜に囲まれた「宇治上神社」の鳥居。世界文化遺産を構成する国宝の本殿は工事中だったが、閑静とはここのことを言うのだろう。
宇治川の本流は、あらためて見てみると、速い流れで川幅もあり意外な印象。遠くに宇治橋が見える。
宇治川に係留された遊覧屋形船。この周辺では9月まで鵜飼が行われる。
宇治川の中州(橘島、塔の島)、平等院方面に渡るための歩行者専用の朝霧橋。いいネーミングだ。


宇治川の流れを見ながら朝霧橋を渡り、平等院に向かう。
さすがは国際的な平等院の参拝客は、三室戸寺とは趣を異にする。「老若男女」がバランスよく構成されていて、東西の外国人も多い。
イメージ 2

画像は、左上から
・十円硬貨の裏面でおなじみ、平等院鳳凰堂。甍が葺き替えられ、鳳凰も金色になって今春お目見えした。ちなみに10円硬貨は1951年に発行されたまま、もう60年以上も同じデザインである。
・現在の鳳凰のアップ。創建当時の鳳凰(国宝)は、空調の行き届いた「平等院ミュージアム鳳翔館」のガラスケースに保管されていて、ゆっくり鑑賞できる。
鳳凰堂内部拝観は、この赤い小さな橋を渡って。拝観料(600円)とは別に300円で極楽に行き阿弥陀さんに会える。
平等院の表参道。左手に見える手打ちうどんの店で、ざる茶そば(かき揚げ付き)のランチを摂った。観光地でのランチは高くつく。

以上、炎天下を歩くにはこれが限界という暑さの中、1万3千歩の宇治散歩でした。