遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

29年前のポジフィルムをスキャンしました

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borninさんの「23年前のネガをスキャンしてみました」というブログ記事を拝見して、私もフィルムスキャナーを購入しました。

私は古ぼけたネガやポジフィルムをたくさん所有していて、写真撮影の腕前が不確かですので、それらをカバーするために高画質の1400万画素で保存できる機材を買いました。

ここで買いました↓
フィルムスキャナー ネガスキャナー 高画質1400万画素  [400-SCN024] 【サンワダイレクト限定品】

本日スキャナーが届いたので、さっそく使ってみました。

まずランダムに手に取ったボックスに入った「スライド用フィルム(リバーサルフィルム)」をスキャンして取り込みました。
スキャナーに保存用のSDカードをセットし、そのSDカードをPCに差し込んでPCに取り込んだものが上の画像です。

このフィルムは29年前のもので、クリーニングをせずにセットしてスキャンしてみたら、高画質のせいなのかカビやほこりが少し目立ちました。
保存されたJPEGのサイズは1枚が1.75 MB(横4416×縦2944)の大きなものだったので、Windowsアクセサリーの「ペイント」で読んで、黒く写った黒いカビなどを適当にブラシでレタッチできました。その後、サイズ変更で30%に縮小。
そうすれば、一応見るに耐えられる写真が出来上がりました。

スライド用のリバーサルフィルムは、ネガフィルムのように色が反転していないフィルムですので、比較的きれいに色が再現できるのかもしれません。かつては、プロが撮る商業写真や芸術写真は、このリバーサルフィルムが使われていました。

ネガフィルムをスキャンした結果は、またの機会に報告してみたいと思います。

今日はまず試しに使ってみた程度ですが、レタッチなどこの程度でも十分かなと、早くも向上心を捨て去ろうとしています。

ちなみにランダムに手に取った写真は、29年前(1986年)のウィーンでした。
机の奥に眠っていた古い絵葉書のように無粋なものですが、4コマご紹介します。
左上から右へ
1 ベルヴェデール宮殿。内部はオーストリア・ギャラリーという美術館で、あのクリムトの名作「接吻」は、ここで待ってくれています。
3 フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルのウィーン支店かな。手前のちらっと見えるのがウィーンの赤い路面電車。何度か乗りました。
4 ベルヴェデール宮殿の正門。

こういう写真を見ていると、デジタルカメラ持参で、死ぬまでにもう1度行ってみたいと思いますが、当分は古い写真をデジタル化していることにします。