遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ジョウビタキとハクセキレイ

 
昨日、菜園からのウォーキングでの帰りに、市街地の広い空地で私の至近距離まで(5m以内だった)近づいてきた1羽の野鳥を発見。春の終わりごろに同じような出会いがあったのだが、その時の野鳥はヒバリで、本物に出会うのは初めてだったが、ヒバリの姿は認識できていた。でも昨日会った鳥は初めて見る小鳥だった。
 
カメラを持っていなかったので(たとえ持っていたとしてもうまく撮れていなかっただろうが)、その野鳥の姿を自分の目で撮って脳に保存した。頭・背中から尾まで黒くて、胸と腹がライトブラウン、という特徴を脳に保存し、帰宅してからネットで鳥の名前を検索みるつもりだった。
 
ところがそれを思い出したのが、今日になってからで、あわてて「野鳥図鑑」と入力して画像検索したら、なんと1枚目の画像でその野鳥にヒットした。前日私の脳にインプットした野鳥の名前は「ジョウビタキ」だと判明した。
イメージ 1
 
ネットには、ジョウビタキの画像がたくさん登録されていて驚いたのだが、この鳥は警戒心が少なくて人に近づいてくるようなのである。なので、画像が多いのかもしれないのだが、生まれて初めてジョウビタキという鳥を認識した。
 
ジョウビタキ」(スズメ目ツグミ科)
翼に白い斑、雄は胸から腹が橙色。
全長:15cm
根雪のない地域に飛来。
林の周辺、河川敷、市街地の空き地など、やや開けた環境を好み、1羽でいる。
時々ピョコンとおじぎをして尾を震わせる。
澄んだ声でヒッ、ヒッ、時にカッカッと低く鳴く。
(「日本野鳥の会」のサイトより)
 
ついでに思い出した、一昨日に釣り池で遭遇し脳にインプットした1羽の野鳥も探した。頭・背中から尾まで黒くて、顔と胸と腹が白いスレンダーな鳥。鳴き声が印象的だったのだが、鳴声までは覚えられなかった。で、うろ覚えのその姿をネットに探したら、その野鳥は「ハクセキレイ」にほぼ間違いないと確信した。
イメージ 2
頬が白いという特徴などが覚えていた外見と一致したのと、水辺によく居るという性質が、私が遭遇したのがまさに水辺だったので、「ハクセキレイ」ということにした。
 
ハクセキレイ」 (スズメ目セキレイ科)
白いほお、澄んだ声。
全長:21cm
広い河川、農耕地、市街地の空き地など開けた環境を好む。
春夏は北日本に、秋冬は積雪のない地域に多い。
雌は雄よりも黒味が乏しい。
雄も冬羽の上面は淡くなる。
西日本には過眼線がない亜種がいる。
 
 
こんどどこかで彼らに出会えば、たぶん覚えているだろうと思う、ジョウビタキ君とハクセキレイ君。というわけで、急きょ私は日本野鳥の会のシンパサイザーになった。