遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「六角堂」界隈/京都

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今日は久々の京都でランチ。

画像左端の3枚は「京都文化博物館」。(上から、博物館のレンガ造りの外観。陳列されていた巨大な白いオウムのオブジェ。明治の銀行の面影を残す内部。)
京都文化博物館は、元日本銀行京都支店で現在は博物館・美術ギャラリー・飲食店などとして使用されている。ここの蕎麦屋さんで二八のざるそばを食す。その後館内のカフェでおいしいケーキセットを食す。隣の席には、香港からの観光客と思しき4人組が、静かにランチをとっていた。

中央の3枚は、「高倉通り」の和物製造会社や骨董店のスナップ。
四条烏丸(からすま)から少し東にある南北の通りが「高倉通り」で、通りの名は平安時代この通り沿いに藤原氏の別邸である高倉殿があったことに由来する。東西の四条通と南北の高倉通りが交わる場所が、四条高倉で、京都大丸の所在地である。四条高倉と聞いて大丸がイメージできるなら、京都ネイティブである。

右端の3枚が、「六角堂」。(上から、本堂正面。ろうそく箱、1本20円。大きな提灯の側面。)
六角堂は、正式名称を「頂法寺」といい建立は12世紀ころ。(私はかつてこの近くの職場にいたのに、このお堂に入るのは初めて。)この頂法寺の本堂が六角形なので通称六角堂とよばれ、このお堂にちなんで四条烏丸から少し北の東西に走る通りを「六角通り」という。また15世紀ころからこの六角堂の管理をしたり花を添えてきたのが池坊である。華道の池坊家元が六角堂の住職なのである。

文化博物館から六角堂界隈には、観光客や買い物客が多く足を運び、交通量も多い。私の写真に人はほとんど写っていないが、冬の平日ならではのことである。
この界隈には、スターバックスなどのモダンなカフェが肩を並べるが、私はそういうところは避けて、レトロな昭和の雰囲気の喫茶店でコーヒーをゆったり飲んで帰ってきた。

京都。また行こう。