遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

中井精也の「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」

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世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書
中井 精也 (著) ニコン カレッジ (監修) インプレスジャパン(発行)


老後の楽しみ(時間つぶし)のひとつが撮影行と、まだ老後前なのに決めている。
一月に2回くらい、できる限り乗り放題の切符を買って、
一眼レフのカメラと三脚を担いで、京都や奈良を撮り歩く。

たとえば毎月、第1水曜日と第3水曜日は撮影行の日と決めておき、
命に別状がなければどんな天候でも出かけていく。
雨の日だから撮影をやめようというのは、正しくない行為。
晴れた日では望めない、まさにしっとりとした写真が手に入るチャンスを逃すことになるからだ。

もう機材はほぼそろっている。
たっぷりの枚数が撮れるSDカードを入れているので、
誰になんと言われようとたっぷりの枚数を撮影して帰って来て、
パソコンに落としたその1枚1枚を吟味して、ブログで披露する。

これで、月5日間ぐらいは潰れるだろう、よしよし。
費用は乗り放題切符代と昼食のサンドイッチ代くらいか、よしよし。
写真フィルムの芸術性は素晴らしいが、年金生活者にはデジタル写真時代に感謝したくなる。

問題は、何をどう撮るかだ。
その指南書が「世界一わかりやすいデジタル一眼レフカメラと写真の教科書」。
私はニコン愛用者なので、このニコンカレッジ監修の書籍を購入した。

初心者にも分かりやすいカメラの操作解説で、カッコいい写真を撮るにはどうすればいいのかが、
5時間授業の形式で書かれており、全頁カラーで写真も豊富で、著者のたくさんの作品にモチベーションが上がる。
具体的な構図や光の使い方が、分かりやすくか書かれていて、
その2つをマスターしただけでも、作品は格段にカッコよくなることが分かる。
でも私の作品力・腕前は、ちっとも上がっていない。

毎週土曜日は、キヤノン提供のBSジャパンの番組
「写真家たちの日本紀行 未来に残したい情景」を楽しみにしている。
先週の土曜日登場の写真家が、著者の中井精也であった(来週も登場)ので、
これから私の教科書になってくれるはずのこの1冊を紹介した。

目次
1時間目:何をどう撮るかをマスターする  主題と副題、バランスのいい構図
2時間目:被写体に強くなるカメラ設定  絞り優先、置き露出、置きピン、親指AF
3時間目:光の読み方をマスターする  順光、半逆光・逆光
4時間目:秘伝!3つの武器を使いこなす  露出補正・仕上がり設定・ホワイトバランス
5時間目:どう撮るか?必殺技25  光ワザ、色ワザ、構図ワザ、絞り優先ワザ、流しワザ