遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2015-01-01から1年間の記事一覧

あかん、悪寒がしてきた

■Celesteさんのツイッター @yy_celeste 11月6日 カナダの新内閣。男女比が半々のほか、四肢障害や視覚障害のある人、先住民、シーク教徒など多彩な顔ぶれ。首相いわく「これが2015年のカナダの姿」。最年少閣僚は30歳、元アフガン難民の女性。 画像はその内…

大根すだれ

朝日新聞写真部 @asahi_photo ツイッターより 兵庫県宍粟市に漬物用の大根を天日干しする「大根すだれ」がお目見えし、冬の到来を告げています。寒風にさらされることで水分が抜け、甘みが増すそうです。 見事な「大根すだれ」です。小さいころ、母親が洗っ…

歴代大阪府知事

画像は大阪府知事公館。何度か前を通りかかったことがある。ここに知事が住んでいるのかどうか知らないが、あまり住み心地は良さそうではない外観。 さて、歴代の大阪府知事、選挙で選ばれたのは以下の9人。 1 赤間文三 1947-1959 2 左藤義詮 1959-1971 3 黒…

丸に加賀梅鉢/家紋

8日は大安。京都の叔母が嫁ぐ娘の祝いに来てくれた。 風呂敷、袱紗(ふくさ)、広蓋(ひろぶた)で持参された、片木(へぎ)に乗せたご祝儀をいただく。 風呂敷や袱紗の家紋は我が家と同じ「丸に加賀梅鉢」。同族なので同じ家紋である。 我が家は5人家族勢ぞ…

阪急百貨店の50年代の包装紙

ある日、急に懐かしく思い出したのが阪急百貨店の包装紙。私が子供のころの1950年代の包装紙である。 そのデザインは、さまざまなオブジェが小紋のようにちりばめられた楽しい絵柄だった。大阪の街に出るとよく目にした人様が持っている包みだったり、ほんの…

SEALDs辺野古基地建設声明と緊急行動

辺野古新基地建設をめぐる 一連の政治的手続きに関する抗議声明 http://henoko1106sealds.strikingly.com/ この抗議声明は過不足なく短くまとめられている。 「なぜあなたは辺野古の新基地建設に反対するのか?」と問われれば、 「この抗議声明に書かれてい…

お薦めミステリ/東山彰良×池上冬樹

読書週間が始まった日(2015年10月27日)の朝日新聞の特集が、「さぁ、言葉の迷宮へ 東山彰良さん×池上冬樹さん対談 秋の読書特集」だった。 東山彰良は、先の直木賞を審査委員の満場一致の大絶賛で獲得したばかり。彼の受賞作「流」は、文庫本なってから読…

「天は二物」法則違反の光悦と光琳

娘がスタバで友達と歓談。友が中座しひとりになって、しばらく隣のテーブルの女子二人の会話が耳に入る。 「リンパ行こうよ、リンパ」と一人が誘っている。 娘は、リンパヨガのことだと思ったという。続きを聞いていると「琳派」展のことだと判明。 今から40…

文化の日のイモ掘り

姪の子供たちがイモ堀りを体験したいというので、文化の日に決行しました。 さまざまな形をした大きなサツマイモがたくさん採れました。でも子供たちは芋掘りよりも、冬眠中を掘り起こされたカエルの方に興味があったようでした。どちらかというと、姪夫婦の…

特捜部Q“キジ殺し”/ユッシ・オールスン

特捜部Q ―キジ殺し― ユッシ・エーズラ・オールスン 吉田薫・福原美穂子 (訳) (ハヤカワ・ミステリ文庫) デンマークの警察小説「特捜部Q」シリーズの第2弾、「キジ殺し」を読了。 はみ出し刑事のカール、中東からやってきた助手アサドに加えて、ローセとい…

ヒイラギナンテンとスズメバチ

我が家の日陰となる庭に、ヒイラギナンテンとカクレミノが植わっています。つい先だって、そのヒイラギナンテンの花に大きなスズメバチが飛んできました。一過性の飛来かと思っていたら、一匹だけですが、頻繁にやって来るようになっていました。 奥さんはあ…

悲しいロウソクの明かり

渋谷で若者たちがハロウィンの仮装行列をして大騒ぎをしていた数日前、茨城で15歳の少女が火事で亡くなる事故が起こった。 電気料金を滞納して電気を止められ、ロウソクで明かりを取っていたある一家が、そのロウソクが火元とみられる火事で、高校生の少女と…

「新三本の矢」国民なめてる

端的に言うと、中国包囲網を画策しての外遊なのだそうだ。びびり安倍総理。 トルクメニスタン(何?この国の不気味さ)で2兆2千億円の金をバラまいている場合ではない。バラマキが許される国家財政ではない。「新三本の矢」が聞いてあきれる、国民をなめるな…

風神雷神図/俵屋宗達

昨日、京都に用事があり、ついでに京都国立博物館で開催中の「琳派 京(みやこ)を彩る」展を見学。 俵屋宗達と尾形光琳と酒井抱一それぞれの「風神雷神図屏風」が同時展示されるこの期間に、用事の方を合わせての京都行となった。 チケット売り場で「80分待…

「新聞屋」佐伯祐三/二科100年展

佐伯祐三 「新聞屋」 1927年第15回二科展出品 74×60cm 個人蔵 「伝説の洋画家たち 二科100年展」 から、私の記事としては最後の一枚のご紹介。 佐伯祐三(さえき ゆうぞう、1898年 - 1928年)は、大阪市の出身。 佐伯の作品「新聞屋」は、1927年(昭和2年)…

まったく理解に苦しむお話し等々

■もう在庫処分状態らしいけど、日野市がかつて作っていた封筒(上の画像)は素晴らしい。「日本国憲法の理念を守ろう」と、立派なスローガンが書かれた封筒である。このたび手違いでそのスローガンが黒塗りされて(在庫処分のために)再利用されていたようだ…

二科展100年展「建物」/松本竣介

松本竣介 「 建物」 1935年 油彩 98×130㎝ 神奈川県立近代美術館蔵 松本竣介(まつもと しゅんすけ、1912年 - 1948年)は、東京生まれの岩手育ち。旧制中学に入学してすぐに聴力を失う。 上京した兄に絵の道具を送ってもらったことをきっかけに、14歳のころ…

プラタナスを見上げて/秋の色

きょうは、コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)を持ってウォーキングをしました。 「秋の色」をパチリぱちりと撮りながら、今日はゆっくりウォーキングしました。 左上から右へ。 1 プラタナス リュック姿の3人のご婦人方がプラタナスだわ、と教えてくれ…

政権(政治家・官僚)の筋の悪さに呆然

私のリツイートよりご紹介。 ■小沢一郎(事務所) @ozawa_jimusho 国債や株をじゃぶじゃぶ買っても結局物価目標2%は全く達成できず。実質賃金マイナスで個人消費は低迷。株も相変わらず博打的な乱高下を繰り返し、景気は明らかに後退局面に入っている。何…

メキシコに於けるマドレーヌ/藤田嗣治

藤田嗣治 「メキシコに於けるマドレーヌ」第21回二科展 1934年 京都国立近代美術館蔵 「二科100年展」から、藤田嗣治(ふじたつぐはる、1886年 – 1968年)の作品をご紹介。 2人目の妻と離婚したばかりの1931年、当時パリ在住の藤田は愛人のマドレーヌと個展…

メタボより怖いサルコペニア肥満

私、ことしの正月以降の歩行距離、もう1000㎞を超えました。 1000mではなく1000㎞です! 先週号の週刊朝日で知った「サルコペニア」。サルコ(筋肉)ペニア(喪失)というギリシャ語が語源で、年齢とともに筋肉が衰えていく現象のことを言うようです。病気で…

オオタカの森と自然保護

晴天が続く関西地方。そろそろ一雨欲しいところです。我が家の雨水タンクはからっぽになりました。しかし、それでも、色づき始めた山や晴れ渡った青空を見るのは実に爽快です。 植え付けて間もない白菜やキャベツの水遣りを終えて、菜園から2㎞の道のりを歩…

週刊新潮の買占め拒否/敦賀市

こたつぬこ(スイミー)@sangituyama さんのツイッター(■印の文章) ■先週高木復興大臣の窃盗をスクープした週刊新潮の発売日のこと。敦賀市内の大型書店には開店時間から四人が並び、開店とともに店頭の週刊新潮全冊を買い占めようとし、店員が拒否して騒動に…

初夏の小路/岸田劉生

「初夏の小路」 岸田劉生 1917年 油彩 45×38cm 下関市立美術館蔵 岸田劉生(きしだ りゅうせい、1891年 - 1929年)。 1979年(昭和54年)、京都国立近代美術館で「没後50年 岸田劉生展」が開催され25歳の私も足を運んだ。会期は6月5日から7月15日で、入場者は…

にあんちゃん/今村昌平

にあんちゃん 監督 今村昌平(33歳) 脚色 池田一朗 、 今村昌平 原作 安本末子 出演 長門裕之(25) 松尾嘉代(16) 沖村武 前田暁子 吉行和子(24) 北林谷栄(48) 西村晃(26) 小沢昭一(30) 殿山泰司(44) 山岡久乃(33) 芦田伸介(42) 穂積隆信(…

放牧三馬/坂本繁二郎

放牧三馬 坂本繁二郎 1932年 油彩 80×99cm ブリヂストン美術館蔵 「二科100年展」から、坂本 繁二郎(さかもと はんじろう、 1882年-1969年)の作品のご紹介。 久留米生まれで、幼いころから神童とうたわれた坂本。なんと、同郷で同年で同じ小学校の同級生に…

安倍チャンネルにはだまされない

派遣社員募集時提示の時給平均 先月も上昇 10月17日 11時02分 企業などが派遣社員を募集する際に提示する時給は、先月、平均で1614円と、去年の同じ月を3%余り上回り、2年4か月連続で増加しました。 求人情報会社の「リクルートジョブズ」は毎月、関…

玉蟲先生像/安井曾太郎

玉蟲先生像 安井曾太郎 1934年 油彩 48×39cm 東北大学資料館蔵 私の小学時代や中学時代は、絵や習字の良い作品は校舎の廊下や玄関の掲示板に張り出された。私は、上級生のそれらの作品を見るのが大好きだった。私の近所の2学年上の美人で大人しいつう子ちゃ…

見ず知らずのエリックさんの金言集

なぜこんな日本になってしまったのか、みたいなことを親しい人と会って話をするのだけど、きっと我が国にはエリックさんみたいな人が少ないのだろうなと思う今日この頃。 そのエリックさんというのは、茂木健一郎か平野啓一郎か津田大介か想田和弘の4人のう…

伝説の洋画家たち 二科100年展

美術展を始めて観たのが、47年前(1968年)の「二科展」だった。場所は大阪の天王寺公園にある、大阪市立美術館だった。 今日は、二科展創設100年を記念して開催されている「伝説の洋画家たち 二科100年展」を、奇しくも大阪市立美術館で鑑賞。私が初めて出…