遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

典型的な「魚は頭から腐る」日本国の凶悪犯罪

那須2遺体」事件は、6人の容疑者が逮捕され、これから本格的な取り調べが始まりそうです。

金を出して殺人を依頼したのが被害者の娘の内縁の夫(関根)で、それを手伝ったのが5人の男たち(前田、佐々木、平山、若山、姜)という構図でしょうか。


6人のうち一番下っ端だったのが、20歳の二人若山と姜で、被害者夫婦と面識がなかったようなので、金で雇われただけの下っ端だったのでしょう。

若山と姜は遊び仲間だったようで、クラブのVIP席でよく見かけたという情報もありました。

若山は、大河ドラマに出演していた子役俳優だったようですし、姜は学生時代から目立っていた派手な人間だったようです。

上の画像は、事件前にSNSの動画制作者に街角で偶然インタビューされた時ものののようで、「好きな言葉は?」と問われて若山が「お金です」、姜が「金と女と酒でしょう」と答えています。

それは好きな言葉ではなくて、「好きなもの」なんじゃないかと思いますが、それはともかく、とにかく「金が命」の20歳の男たちだったようです。

一生クラブのVIP席で二人で楽しんでいたかったのでしょうが、今後15~20年は彼らの好きな「金と女と酒」のない暮らしが待っているのかもしれません。

 

二人とも、さわやかなイケメンという印象もあって、まっとうな職業についていたら成功者になったかもしれません。

成功者にならなくとも、幸せな人生が待っていたとも思うのですが、まだ20歳という若い身空でどうしてこんなことになってしまったのでしょうか。彼らは何者になりたかったのでしょうか。

犯罪者になるのに、何の努力も要らないのですが、そういうことなんでしょうか。

 

「金と女と酒」が好きなのは、自民党や維新の政治家に多いような気がしますが、好きなものを獲得したいがために政治家になったような輩が多いので、普通の若者もそれに倣うのでしょうか。

政治家がありとあらゆる汚い手で金と権力を手にしているのだから、自分たちもそうしたってええじゃないか、と思う犯罪者や不届き者やたわけ者が増えても不思議ではないのです。

「魚は頭から腐る」(社会の腐敗が上層部や上流社会から進行することのたとえ)のですが、その典型的な社会が今の日本国です。

 

ということで、普通に生活するのが苦しい昨今ですが、夢も希望もない若者たちが増える前に、明るい未来が待っている日本国にしたいものです。