遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

伝説の洋画家たち 二科100年展

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美術展を始めて観たのが、47年前(1968年)の「二科展」だった。場所は大阪の天王寺公園にある、大阪市立美術館だった。

今日は、二科展創設100年を記念して開催されている「伝説の洋画家たち 二科100年展」を、奇しくも大阪市立美術館で鑑賞。私が初めて出かけた1968年の二科展は、まだ53回だったのだ。美術界も私も幾星霜を経て今日に至ったのだ、感無量。

この大阪市立美術館昭和11年に開館らしいが、私の撮った画像(左)を見ると、まるで堂島の米蔵のような外観である。私はもう出かけなくなったが、いまも二科展は毎年ここで開催されている。

出品されたのは、過去に二科展に出品された洋画家と彫刻家たちの作品だけだが、100年前の大正モダニズムやその後のキュビズムやフォービズムなどなど、100年の軌跡は今もキラキラと健在で、いま市立美術館は宝石箱のように輝いている。(11月1日まで開催)

展示されている主な作家(スーパースターたち)を50音順に紹介すると、
安井曾太郎マティスなどとなる。個別の作品は、また後日記事にすることにする。

高校生の時に出会った愉しい二科展のおかげで、その後数多くいろいろな展覧会に足を運ぶようになった私。感謝感謝。