遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

メタボより怖いサルコペニア肥満

イメージ 1


私、ことしの正月以降の歩行距離、もう1000㎞を超えました。
1000mではなく1000㎞です!

先週号の週刊朝日で知った「サルコペニア」。サルコ(筋肉)ペニア(喪失)というギリシャ語が語源で、年齢とともに筋肉が衰えていく現象のことを言うようです。病気ではなく症候群である。

筋肉が衰えると、転倒・骨折のリスクが高まるのは何となくイメージできるが、それだけではなく、認知症がんにも関係しているという。また、筋肉が衰えて運動不足になり肥満になると、「サルコペニア肥満」になる。これは、筋肉が減少して脂肪が増加した状態で、通常の肥満よりも高血圧低体力になるリスクが高くなることから、“メタボより怖い”と言われています。とくに女性の場合はもともと筋肉が少ないので「サルコペニア肥満」になる可能性が高くなります。

こんなに怖いサルコペニア
1 免疫機能の低下
全身の代謝を悪くし病気にかかりやすくなり、免疫系が弱まり感染症やがんのリスクが高まる。
2 血糖値の上昇
3 転倒リスクの上昇
4 認知症やうつの悪化
筋肉が衰えて運動不足になると、骨格筋から何らかの物質が脳に届かなくなり脳の細胞活性が衰え、認知症の予防効果に支障を与える。

予防のための食事療法
たんぱく質の多い食品を積極的にとる。肉、魚、大豆食品、乳製品などをバランスよく食べることが重要。間食は我慢をするよりも工夫をし、ショートケーキよりチーズケーキ、チョコレートより甘納豆を食べるなど、たんぱく質の摂取を念頭に置く。

予防のための運動療法
筋肉は、何歳になっても負荷をかけてたんぱく質をとれば増強することができる。しかし、腕立て伏せや腹筋運動をするのは現実的ではないので、有酸素運動で筋肉をつける。最も手っ取り早いのが「歩くこと」。下半身にある筋肉は多いので、歩くことにより眠っている筋肉はすぐ起きだしてくる。

また、筋肉は水分を保存する能力があり、熱中症の予防にもなります(「ためしてガッテン」より)。時々速歩きを取り入れた散歩をして、帰宅したら30分以内に牛乳を飲むと筋肉増強に効果があるようで、私はそれが習慣になりました。

ウォーキングで、筋肉を維持したり増強して、血流や分泌を促進し、免疫力を高め脳を刺激し、肥満や認知症やがん予防の効果を高めましょう。

まず始めないと続きません、一歩踏み出しましょう。