遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

#歴史

同時テロ/パリ

パリで同時テロが起きた。 画像は、フランスとドイツのナショナルチームが試合をしていた競技場で、ここでも自爆テロがあった。観客はピッチに避難している。 フランスのオランド大統領はこのスタジアムで試合を見ていたという。 私は朝から、CNNのニュー…

ヒロシマ・ナガサキ・フクシマもなかったことにされる

東京裁判やGHQ政策など検証へ 自民総裁直属の新組織 自民党は11日、日清戦争から東京裁判、GHQ(連合国軍総司令部)の占領政策などを検証する安倍晋三総裁(首相)直属の新組織を立ち上げることを決めた。結党60年を迎える今月中に発足させ、トッ…

あかん、悪寒がしてきた

■Celesteさんのツイッター @yy_celeste 11月6日 カナダの新内閣。男女比が半々のほか、四肢障害や視覚障害のある人、先住民、シーク教徒など多彩な顔ぶれ。首相いわく「これが2015年のカナダの姿」。最年少閣僚は30歳、元アフガン難民の女性。 画像はその内…

まったく理解に苦しむお話し等々

■もう在庫処分状態らしいけど、日野市がかつて作っていた封筒(上の画像)は素晴らしい。「日本国憲法の理念を守ろう」と、立派なスローガンが書かれた封筒である。このたび手違いでそのスローガンが黒塗りされて(在庫処分のために)再利用されていたようだ…

見ず知らずのエリックさんの金言集

なぜこんな日本になってしまったのか、みたいなことを親しい人と会って話をするのだけど、きっと我が国にはエリックさんみたいな人が少ないのだろうなと思う今日この頃。 そのエリックさんというのは、茂木健一郎か平野啓一郎か津田大介か想田和弘の4人のう…

ISのトヨタとユネスコの南京事件

■小話その1 アメリカ政府「IS(イスラム国)はなぜ皆トヨタ車に乗ってる!?どういうことなのか説明しろ!」 私「たぶんですが、トヨタは、レンジローバーよりはるかに安価で、値段は同じくらいのジープよりはるかに性能が優れているからなんでしょうね」 …

『南京事件』兵士たちの遺言/NNNドキュメント'15

iPadを手に入れてから、朝目覚めたら枕もとのiPadに手を伸ばし、デジタル新聞で朝刊を読みツイッターに目を通す。就寝前も、朝刊が夕刊に変わるだけで、ツイッターにざっと目を通して眠りにつく。 元旦に始めたツイッターは、私にとっては実に便利な知的ツー…

永遠に「敗戦」が続く国で/田村淳(ロンブー)

永遠に「敗戦」が続く国で 田村淳 (ロンドンブーツ1号2号) ポリタス2015年10月2日より http://politas.jp/features/8/article/465 田村淳が「ポリタス」で、敗戦国日本はいつまでアメリカにひれ伏しているんだろう、とやわらかい疑問を投げかけている。 《…

バラマキ外交ができる台所事情か?

国連で難民保護のための金銭的援助をぶち上げた後の安倍の記者会見。 ロイター記者「シリア難民受け入れの可能性は?」 安倍総理「難民受け入れは人口問題として申し上げれば、我々は移民を受け入れる前にやるべきことがある。それは女性や高齢者の活躍であ…

産めよ増やせよ、ってことかしら?

名もなき投資家❤ @value_investors さんという方がツイッターで「不可思議な日本語集」としてまとめてくれていますのでそれをご紹介。(このお方初老の方だと思っていたら、本人曰く、30歳くらいの若者だそうです。) 最新のものから、少し前のものを中心に…

世界から冷笑される安倍首相

安倍晋三が卒業した成蹊大学の学生による抗議声明文が昨日出された。もちろん、安保法案に対する怒りや学問を愚弄する安倍晋三に対する抗議文である。 就活で母校の名を名乗ると「ああ、安倍晋三のね」と冷笑される。その冷笑の意味を考えてみろ。安倍総理は…

素晴らしき日曜日/各地の集会

大阪の靭(うつぼ)公園の今日の写真だそうです。 緑に囲まれていることもあって、ふだんの靭公園は穏やかな空気が流れています。周辺にはおしゃれなレストランが点在していて、テニスコートや瀟洒なテニス試合場もあり、こってりとした大阪にあって、その個…

「廃案」で議論は尽くされた/木村草太

今日の日曜討論。最後のほうだけちらっと見て見損ねたことに後悔。 いつもは、おっさん政治家たちが出演していてくだらないのだが、今日は木村草太が凛々しく岡本と細谷を論破していたみたいだったから、見たかった。 「イラクとか現地の人達が、日本の国民…

視聴者を「足蹴」にするNHK

極右系放送局のカメラマン、難民親子ら蹴る ハンガリー ドイツなどを目指す難民や移民の経由地になっているハンガリーの南部国境付近で、極右政党に近いインターネット放送の女性テレビ・カメラマンが、国境を越えてきた少女や親子を蹴ったなどとして所属放…

日曜討論の山本太郎

NHKの日曜討論。この討論会は発言機会が与えられると、1分以内に発言をするルール。どこが討論なのかと思う、「日曜1分スピーチ大会」とタイトル変更した方がよい。ま、そんな番組で山本太郎は、用意した資料を視聴者に早口で語るように読むことでその1分…

難民を受け入れるドイツ

百万言を費やしても、一人の人間の心を動かせないというのに、一枚の写真が百万人の心を動かすこともある。 シリアからの難民の3歳児が、トルコの海岸での溺死している写真が全世界を駆け巡った。その結果、世界中が難民問題から目をそむけられなくなった。…

国会前に民主主義があった

今日(8月30日)は、やんごとなき客人が来て、午後のすべてを費やして接待していたので、戦争法案反対集会に出かけることはかなわなかった。 全国では多くの善男善女が法案反対の気勢を上げたようで、なんと素晴らしい国になったのかと、日本を見直した。 そ…

がんばれ!戦争法案反対全国一斉行動

つい半年前まで、若者たちがデモに参加するなんて、デモを呼びかけようなんて、想像できませんでした。 私は全学連・全共闘世代より年齢はずっと下です。社会人になって労働組合の活動の一環で、座り込みやデモに参加したに過ぎない人間ですから、自発的な政…

死者と生きる未来/高橋源一郎

ポリタスの戦後70年特集。 8月18日の高橋源一郎の文章が悲しくて重くて力強い。高橋は過去の自分をここにさらけ出している。女衒(ぜげん)をしていた時の映画の1シーンのような過去を記す。そして、重い過去の自分を捨てて再生した一瞬を記している。 さら…

三つの寂しさと向き合う/平田オリザ

ポリタスの戦後70年特集論文。http://politas.jp/ 16日になって、鳥越俊太郎、松尾貴史、平田オリザの文章が新しく追加された。どれも素晴らしい。 今回は平田オリザの文章を紹介する。 「三つの寂しさと向き合う」平田オリザ (劇作家・演出家)2015年8…

配られたカードで勝負するのさ

ポリタスの戦後70年特集が、充実していてとてもいい読みものである。 http://politas.jp/ 特集の執筆陣は、先日わがブログで紹介した谷川俊太郎をはじめ、さまざまな分野の老若男女で構成されている。 その中から、冷静な若者の問いかけを紹介する。慎泰俊(…

戦後70年談話は不合格

「植民地支配」「痛切な反省」「侵略」「心からのおわび」。以上の熟語を使って、作文しなさい。 この答えが、安倍首相の70年談話。とにかく熟語はすべて入っている。入っていることに烈火のごとく怒っているお方もあろうが、その方々のために、ただ指定の熟…

川内原発再稼働と反文民統制

この猛暑、エアコンで熱中症対策をしているにもかかわらず、電力不足だという話は聞こえてこない。そんな中、九州電力川内原発1号機が11日に再稼働した。2年間原発ゼロの時代が続いたのに残念なことだ。まだ国会は会期中で突っ込みどころ満載なので、野…

自民党は解党すべき

■山崎 雅弘 @mas__yamazaki 8月5日 のツイッターより 中川雅治参議院議員(自民党)は「教育鼎談」で、自分が過去に行った悪質な性的いじめの内容を悪びれもせず書いている(公式ホームページ)http://bit.ly/1M46vKm (←現在は削除されている) この人も日…

不戦の理念、永久に/長崎平和宣言

長崎市で今日開かれた平和祈念式典で、田上富久長崎市長は、「不戦の理念、これを永久に変えてはならない」と世界に向けて語りかけるように平和宣言をおこなった。70年の節目にふさわしい、長崎の心が世界中に染み渡るような立派な平和宣言だった。 宣言の…

焼き場に立つ少年/ジョー・オダネル

かつて観たTBSのBS番組「原爆の夏 遠い日の少年」。 この画像の写真を撮ったのは、米国従軍カメラマンのジョー・オダネル。 彼は後にホワイトハウス専属カメラマンになり、歴代の大統領の肖像やそのファミリーを撮り続けた人物である。暗殺されたジョン…

国を挙げて非核三原則を死守すべき

広島カープの8月6日ピースナイター着用のユニフォームは、背番号86、胸マークには「PEACE」、帽子には平和の象徴の白いハトが染められていた。 それは、「野球ができるのも、お気に入りのチームを応援できるのも、戦争のない平和な世の中だから」とい…

広島をまどうてくれ!/平和宣言2015

私は、35年以上前になる20代なかばに、初めて訪れた広島で8月6日に平和祈念式典に出席した。あの日も今日のように晴れ渡った暑い日だった。 今日のテレビで見た式典で、松井一実・広島市長の平和宣言は「広島をまどうてくれ!」という言葉を平和宣言の初めの…

だって戦争に行きたくないじゃん

参議院平和安全特別委員会のテレビ中継では、山本一太が質問者の向こう側にいつも映し出されている。右隣りが森雅子。山本は野党の質問者にあざけるような目を向け、安倍の答弁にうんうんと何度もうなずき森雅子と一緒に拍手まで送る。 その山本に目が行った…

誰が兵士になるのか/安保法制

大西巨人の「神聖喜劇」。主人公の東堂は軍隊入隊時の身体検査で、担当軍医に適当な病名を付けて即日帰郷にしてやろうかと持ちかけられる。東堂は著者大西巨人自身で、九州帝国大学の出身で、特別視される「特権階級」の端くれであった。その軍医は、東堂と…