遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日曜討論の山本太郎

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NHKの日曜討論。この討論会は発言機会が与えられると、1分以内に発言をするルール。どこが討論なのかと思う、「日曜1分スピーチ大会」とタイトル変更した方がよい。ま、そんな番組で山本太郎は、用意した資料を視聴者に早口で語るように読むことでその1分を無駄なく終わらせる。わかりやすくて、核心をついていてとても好感が持てる。発言内容は以下のとおり、拍手。

「NHKは偏向報道、官邸へのゴマすり報道。安保法案アンケートの番組で割合を出さない、違憲89%合憲7%なのにコメンテーターは違憲2人合憲3人。審議全て中継の気概を。高校野球7時半まで延長。国会中継を6時で切らないで」

「国民への説明と国会での審議を全てとばして、先に米議会で安倍総理はこの法案の成立を約束した。自衛隊のトップまで米国に渡ってこの法案は夏までも終わらせると。安保法案は誰のものだ。米国の米国による米国のための戦争法案」

国際法では武力行使であるかないの2つに1つ。武力行使と一体化しない後方支援なんて存在しない。詭弁なんです。武力行使に対する後方支援は全て相手側の攻撃目標になる。戦争で経済を回してる米国のニーズを満たすための法案」

「修正案と対案は、法案の違憲性を薄め、話をそらせる危険性がある。もし必要だと思うならやり直しです。このまま継続してやるなんてあり得ない。しっかりと穴を埋めてから出してこいという話。今国会での採決は絶対にあり得ない」

一方、わざわざ大阪までやってきた安倍首相は、録画番組「そこまで言って委員会」で、「辻元清美議員はイライラの総合商社だ」などと番組スタッフの用意した企画にご満悦だったという。
野党の特定した議員を番組で揶揄するのは問題だ。これは偏向番組で、安倍晋三のもっとも嫌悪する番組制作姿勢のはずだ。東京に放送されていないらしい番組で、このおっさん何やっているのだろう。どこにもお呼びでない総理か。

日本国の内閣総理大臣の自覚がないなぁ、資格も風格もない。