遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

東京スカイツリー

3年ほど前の、私の東京タワーの記事のなかで、 http://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/52729999.html 当時はまだ「スカイツリー」という名もなかった「新東京タワー」、 そんなお化けのようなタワーは東京の下町なんかに馴染まない、 と予言したのですが、ハ…

永遠の嘘をついてくれ/中島みゆき&吉田拓郎

吉田拓郎&中島みゆき:永遠の嘘をついてくれ (つま恋2006) 私が40代の頃、気にかけていた相当歳の離れた後輩がいて、 親元を離れて一人暮らしをしていて、 たまに夕飯をご馳走してやったりしていて、 その後、職場が異動になり疎遠になって10年。 そ…

水出しアイスティー/ルピシア

暑中お見舞い申し上げます 熱中症の患者さんがあとを絶たないようで、 私も今週は二晩にわたって、就寝中に「こむら返り」の襲撃にあいました。 汗を多くかかない体質が自慢(怖い自慢)の私なのですが、 さすがに寝汗を多くかいているようで、 こむら返り…

ダイジェスト版 大相撲

大きな手術や脳梗塞をくぐり抜けてきて、身障者手帳を持つ父は、 先月81回目の誕生日を更新した。 父親の夕食開始時刻は、母親がまだ生きていた昔から、午後6時と決まっている。 それは大相撲のTV中継が終わる時刻で、それにあわせて夕食が始まるのであ…

マーラー:交響曲第1番/ワルター

マーラー:交響曲第1番「巨人」/ブルーノ・ワルター、コロンビア交響楽団 昨日深夜、偶然にグスターボ・ドゥダメル、 ロサンジェルス・フィルハーモニックの音楽監督就任記念演奏会をNHKで聴いた。 NHKはいろんなソースをお持ちで、それをBSハイヴ…

悪人/吉田修一

悪人(上・下) 吉田 修一 (朝日文庫) 朝日新聞の日曜版の書評欄に、「ゼロ年代の50冊」というコーナーがある。 「ゼロ年代の50冊」はアンケートで選びました。新聞や週刊誌で書評を執筆している方に、2000~09年の10年間に出た本の中からベスト5…

トム・ワトソンと石川遼/全英オープンゴルフ

映画「炎のランナー」でもおなじみのセント・アンドリュースの海岸線。 その海岸線の起伏と海からの容赦のない風を組み合わせて、 自然をめいっぱい取り入れたセント・アンドリュースのリンクス・コースで、 第139回の全英オープンゴルフ選手権が開催され…

最悪/奥田英朗

最悪 奥田 英朗 (講談社文庫) お先まっ暗、出口なし それでも続く人生か 小さなつまずきが地獄の入り口。転がりおちる男女の行きつく先は? 不況にあえぐ鉄工所社長の川谷は、近隣との軋轢(あつれき)や、 取引先の無理な頼みに頭を抱えていた。 銀行員のみ…

知的生産の技術/梅棹忠夫

「知のデパート」の静かなる閉店である。 今日の朝日新聞は、天声人語でこのような書き出しで、 先日亡くなられた梅棹(うめさお)忠夫の人となりを紹介していた。 私の書棚には、梅棹忠夫の「知的生産の技術」が、30年以上も住み続けている。 私の新書、…

マーラー:交響曲第5番/グスターボ・ドゥダメル

マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調/グスターボ・ドゥダメル シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ 指揮:グスターボ・ドゥダメル 録音:2006年2月 カラカス ワールドカップはベスト4が揃った、 残念ながら南米の強豪、ブラジルとアル…

複眼の映像/橋本忍

複眼の映像―私と黒澤明 橋本 忍 (文春文庫) 軍隊に服役中に結核を患った橋本忍は、岡山にある軍の療養所に入所した。 まだ太平洋戦争が始まる前の、遥か昔のことである。 ここで死んでいくのかなと、ぼんやりとした不安のなか、 入所した翌日にとなりのベッ…

みんな夢の中/高田恭子

みんな夢の中 ヨットでの単独世界一周航海に挑戦中に、悪天候のインド洋上で消息を絶っていた、 16歳の少女アビー・サンダーランドは、無事が確認され、 このほどマダガスカルの東のインド洋上の、仏領レユニオン島に到着した。 とにかく無事でよかったよ…

日本代表と同じ便で帰国/ワールドカップ2010

イギリスで遊んできたわが娘、 帰りのフライトも貧乏人ルートで、ドバイ経由で本日夕刻関空に帰ってきました。 朝、ワールドカップ日本代表が、関空に帰国すると聞いて、 うちの娘、ひょっとすると選手たちとニアミスするかも、 などと思っていました。 5…