遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「トランプ:男・老人・白人・犯罪者」vs「ハリス:女・若い・有色人種・元検察官」という米大統領選

バイデン大統領が次の大統領選候補を辞退し、民主党の大統領候補に推薦したのが現副大統領のカマラ・ハリスです。

まだ正式に彼女が大統領候補になると決まったわけではないですが、この期に及んでカマラ以外の候補者を立てている場合でもなさそうな気がするので、彼女でほぼ決まりでいいと思います。

8年前にヒラリー・クリントンが女性初の大統領になるのは必然だと言われていましたが、あろうことかトランプに敗れるというあってなならない事態になってしまいました。

ヒラリーの得票はトランプより286万票も多かったのですが、獲得選挙人の数が227人対304人で、ヒラリーが涙を呑みました。

バイデンが勝った4年前に、私は「カマラ・ハリスが次の大統領候補だ」みたいな記事を書きましたが、それが今秋にも実現されることになりました。

菅野完がトランプ対ハリスは、「男・老人・白人・犯罪者」vs「女・若い・有色人種・元検察官」という属性の対決と言っていましたが、確かにそんな構図でしょう。

ユダヤ人は有色人種に属するのでしょうが、トランプのあの娘婿クシュナーはユダヤ人で、ハリスの夫エムホフもユダヤ系ですから、この点では互角ですかな。

ということで、属性だけ見れば小学生でもカマラ・ハリスが勝つと言うに決まっていますが、ヒラリー・クリントンみたいな前例もありますから、全米あげて「ハリスの旋風」が吹き上がることを願ってやみません。