遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ガラテア/ギュスターヴ・モロー

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 「ガラテア」  ギュスターヴ・モロー  1880年 



ギュスターヴ・モロー(Gustave Moreau, 1826年4月6日 - 1898年4月18日)は19世紀に活動した、
フランスの象徴主義の画家である。パリに生まれパリで亡くなった。
聖書や神話に題材をとった幻想的な作風で知られる。



ガラテアは海の老人と呼ばれた海神ネレウスの50人の娘たち(ネレイス)の一人で、

その名は「乳白の女」を意味する。

ガラテアに恋をしたのが、醜悪な一つ目の巨人ポリュフェモスで、

画面左上からガラデアを一つ目で視姦しているように見える。



先日訪れた「オルセー美術館展」で、

ほの暗い壁にご覧の乙女が、神々しく輝いていて、

人々の足を長く止めていた。



私はいつものように、順路を後戻りしたりして、

この絵の前で3度足を止め、ポリュフェモスになっていた。


幻想的なこの「ガラテア」は、ギリシャ神話の一場面だそうであるが、

神話の内容はよく知らなくても、日本人が好みそうな、

穏やかな柔らかいキレイな絵であった。