遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

ブラームス交響曲第1番/カール・ベーム

イメージ 1

カール・ベーム ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 1975年日本公演 DVD



「のだめ」オーケストラは、ブラームスの1番を練習し始めた。




指揮者のカール・ベームが来日時のインタビュー。


ベルリン・フィルウィーン・フィルの違いを訊ねられて、

うろ覚えで、まるで正確ではないが、以下のようなことを言っていた。


ベルリン・フィルは、ほんとに優等生で、

何時でもどこでも90点の演奏が出来る。


ウィーン・フィルは、いい時とそうでない時の差が少しあるが、

すごくいい時はしばしば95点の演奏が出来る。

それが今回のブラームス交響曲1番だった」


それは1975年3月17日のNHKホールで、

ベームが振ったウィーン・フィルの演奏会であった。



まだベームの名前しか知らないクラシック見習い中(いまだに見習い中!)の若き私は、

当時TVでその演奏を視聴した。



曲もオーケストラも指揮者もいっぺんに好きになってしまった。


あのときのベームに出会わなかったら、

私はもう少し違う暮らしをしていたかもしれない、

すでにその時、フルトヴェングラーの第九をLPで聴いていたのではあるが。



その後、このブラームスは、

昭和の名演奏として放映されたのをVTR録画して楽しんでいた。


そして今日、このDVDが発売されていたことを発見。


他に、ベートーベンの7番、アンコールのマイスタージンガーや、

美しく青きドナウ」も収録されている。



そして、私の大好物のリハーサルの模様も収録されている。