クルマのナンバープレート、常々思うに、
日本のそれはダサい。
関西系は殊にそれを感じる。
「大阪」はまだしも「なにわ」「和泉」今般お目見えの「堺」、
いずれもかっこ悪い。
かく言う私は大阪ナンバーである。
「神戸」は、広域ギャング団のイメージが港町のイメージを駆逐、
湘南ナンバーの足元にも及ばず、横浜に大差をつけられているか。
「京都」がかろうじてその威厳を保つが、
京都の道路事情やタクシーの荒っぽさが、イメージダウンさせる。
アメリカでもナンバーのダサさが取りざたされる。
ニュージャージー・ナンバーのメルセデスより、
ニューヨーク・ナンバーのホンダを乗りたい、
と何かで誰かが書いているのを憶えている。
ま、これは棲家がどこかという問題でもあるが、
海のこちらから見ると、ニュージャージーでもカッコいいと思う。
そもそもクルマという外来種に、漢字とひらがな混じりのプレートが
似合わないのである。
浴衣にアルファベット紋様の方がまだましか。
画像上は、ベルギーの広告入りのナンバープレート。
おしゃれである、広告をつけるとどんな特典があるのだろうか。
話は逸れるが、あの国産自動車会社のマーク、
あれがかっこ悪い。
自由なデザインの、たとえば「五三の桐の紋」(笑)とか、
「ブルーノートのレーベル」とかを選べないものか。
クルマそのものが走る広告塔なのだから、マークは勘弁して欲しい。
販売会社がどうしても付けてくれというなら、
10万円の広告料を車両価格から差っ引いて欲しい。
下の画像は、いかがであろうか。
これは、我が国から海外へ持ち込んだ車を運転するときに必要なプレートである。
たとえば、英国のクルマがドイツを走ったって、
プレートは付け替えない、アルファベットの国どうしだから当たり前のこと。
つまり、ナンバープレートは地球上のどこでも通用しなければならないのである。
ところが我が国のプレートは、海外では通用しないのである。
画像の「TKN」とは、東京の練馬ナンバーのことである。
きっと練馬ナンバーの諸兄は、このプレートに今すぐ変更してほしいのではないだろうか。
どこをどう切っても「大根」のイメージは払拭されている、カッコいい!