遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

平等院鳳凰堂

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土日は引きこもりがちの私に、

高校時代の友が宇治で会おうと連絡をしてきた。

ありがたい話である。


中には三十数年ぶりに会う友もいて、寒空のなか出かけていく。



まだ紅葉には1週間以上早いが、

お目当てはかつての旧友達と当時の担任の女先生。

男3人女6人のミニクラス会、ちょうどいい人数であった。


わが同級生達女子たち、15歳年長の女先生との見かけの年齢差は一挙に縮まり、

女6人違和感なく混じりあっている。



その中のひとりは、当時最も好きだった人で、

相手もそのことは承知しているプラトニックな間柄。

事前に今日来るという情報もなく、驚き!の嬉し恥ずかしい再会であった。

あまりお話できなかったが、かの時代とお変わりなく、何よりであった。




画像は、藤原頼通建立の世界遺産・国宝「平等院鳳凰堂」である。

奇跡的に災害や戦火を免れ、950年前の姿を今日に伝えている。


10円硬貨の表の図柄でその姿はご存知の通りであり、

1万円札の裏には、屋根に据えられた鳳凰が描かれている。


いま屋根の上の鳳凰はレプリカであり、本物は酸性雨を避けて、

平等院ミュージアム鳳翔館」で他のお宝仏像・梵鐘たちとともにその姿が拝める。

今日じっくり拝ませていただいた。




昼前から、宇治上神社のお参りのあと、宇治川を望む料理屋さんで食事を摂り、

その後平等院を散策、宇治茶のお土産を仕込んで、

小じゃれたカフェで宇治茶ゼリーをいただき、

女子6人のうちの一人のご主人(日展特選作家!)の陶芸アトリエにおじゃまし、

カップ&ソーサーをいただき(優れもので大変嬉しい!)、

ついでに作品を購入し(非常にお安くしていただいた!)帰路に着いた。




極楽・極楽!