#詩、短歌、俳句、川柳
「朝日川柳」が忖度国葬などを採用したとして、SNSで炎上しているようです。いまや数少ない忖度なしのジャーナリズムがここにあると思いますがいかがでしょう。 Youtubeなどでは、安倍元首相や現役の国会議員と統一教会などの繋がりについて忖度なしの動画を…
紫陽花郭公図 与謝蕪村 作 俳句と文人画と書と篆刻を一人でできてしまう天才、 与謝蕪村。 アジサイが見上げるとホトトギスが往く。 のどかな梅雨時の風物詩的な俳画とは裏腹に、 激しい情念を感じる俳句のギャップに、 老いて京都の芸者と恋に落ちたという…
上のレシートの画像と下のツイートがセットになっていて、 ◆スミマサノリ@sumimachineレシートで川柳を詠んで合計575円をゲットしました! 「いいね」が20万に達しそうだったのですが、私は「レシートで川柳を詠む」というのが何それ?と意味が解りませんで…
恩地孝四郎・作 ツイッターのTLに流れてきた、ちょうど100年前の12月時の詩人や作家たちの年齢。 夏目漱石は?とさがしていたら、すでに亡くなっていました。石川啄木も。 いまにしてみると、それぞれの年齢+5歳~20歳くらいの重厚さを感じます。 朔太郎通…
サラダ記念日 俵万智 河出書房新社 31年前の昨日、サラダ記念日が発行された。 俵万智のツイッターによると「31年前って中途半端な感じもするけど、短歌的には、めっちゃキッチリです。」とある。 蛇足ながら、短歌は「みそひともじ:三十一文字」で成り立っ…
中学1年と2年のときの国語の先生がN先生で、私の担任でもあったのでよく覚えているのだが、その先生に宮沢賢治の「永訣の朝」という詩を習った。 N先生はこの詩を情感豊かに詠んでくれたこともよく覚えていて、賢治の妹が死の床で「あめゆじゅとてちてけんじ…
俵万智の「サラダ記念日」が発売されてちょうど30年。光陰矢のごとしです。 その俵万智は現在読売歌壇の選者のようで、彼女のこのツイッターと画像でそのことを知りました。 ■俵万智 @tawara_machi 読売歌壇、今朝は恋の歌が並びました。選歌は大変だけど、…
どなたかが、ツイッターで紹介してくださっていました。リツイートは3万!を超えています。 少しデフォルメしているけど、思い当たる節があってとても笑えます。楽しいですね。 ■シルバー川柳 ・この動悸 昔は恋で 今病気 ・恋かなと 思っていたら 不整脈 ・…
死して首相は愚痴を残す 谷川俊太郎 (詩人) 昨日まで私は日本国の首相でしたが、今日はもう首相ではありません。と言っても辞任したわけではなくて、暗殺されたんです。で、今日は首相ではなく死人として、もとい詩人として、じゃなかった私人として一言申…
第一生命保険は、第28回のサラリーマン川柳コンクールの、得票が多かった上位10作品を発表した。 ■サラリーマン川柳の上位10作品 ①皮下脂肪 資源にできれば ノーベル賞 ②湧きました 妻よりやさしい 風呂の声 ③妖怪か ヨー出るヨー出る 妻の愚痴 ④壁ドン…
かつて、NHKで楽しい愉快な、でも半ば驚きの俳句紹介番組を見た。 番組名は、「俳句ナンダこりゃコレクション」。 著名人が、五七五にとらわれない自由律だったり、季語の存在しない無季だったりする名句を持ち寄り、その句の解釈や合評をするという、句…
誰もが知る宮澤賢治の詩「雨ニモマケズ」。 はじめの2行はどなたもご存知のとおり。そして、「ほめられもせず 苦にもされず そういう者に私はなりたい」という素晴らしい言葉で結ばれている。 死後発見された賢治の手帳に綴られた詩であった。(画像はその手…
本の情報番組「すずらん本屋堂」に、俳人の金子兜太(とうた)がゲスト出演して、近著「他界」について話をされていた。 また、朝日俳壇の選者としての話もされていた。毎週はがき5~6千枚に目を通し、10の入選句を選ぶという。95歳の選者は老いてなお健在で…
週刊朝日の先週号「忘れられない一冊」という連載コラムに、 「天地明察」「光圀伝」の作者、冲方丁(うぶかた・とう)が登場。 冲方の忘れられない一冊が、星野富弘の「鈴の鳴る道」。 星野は体育教師になったばかりの年に、クラブ活動の指導中に事故に遭い…
ハッピーアイスクリーム 加藤 千恵 (中公文庫) 枡野浩一のネットでの短歌教室に、現れ出でた北海道の女子高生が、 加藤千恵。 バイトをしたり、夢中になった人を慕い、受験勉強に追いたてられた女子高生は、 歌も詠んでいて、このような立派な作品集を世に出…
プライベート 佐藤 真由美 (集英社文庫) 若き歌人、枡野浩一とはじめて出会ったのが、 数年前の週刊朝日連載エッセイ「あるきかたがただしくない」。 当時は、離婚調停中だったか、子どもと家を出て行った奥さんに、 子どもに会わせてくれと、懇願するフレー…
「朝のリレー」谷川俊太郎 カムチャツカの若者が きりんの夢を見ているとき メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている ニューヨークの少女が ほほえみながら寝がえりをうつとき ローマの少年は 柱頭を染める朝陽にウインクする この地球では いつもどこ…
昨日の朝日新聞の夕刊の<素粒子>に、 彗星のごとく朝日歌壇に登場「ホームレス・公田耕一」。 経歴一切不明。最底辺より時代を告発せんとしているよ、彼は。 という一文を見つけさっそく調べてみる。 昨年末に、朝日新聞に掲載される読者投稿の短歌欄「朝日…
一昨日だったか、 朝食をとりながら天声人語を読んでいたら、 仙台の「晩翠わかば賞」の佳作入選の次の詩に遭遇。 おかあさん 青森県八戸市立美保野小学校2年 西山 拓海 おかあさんは どこでもふわふわ ほっぺは ぷにょぷにょ ふくらはぎは ぽよぽよ ふとも…