遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

キーロンくんの水彩画

ご覧の絵画は、 英国のキーロン・ウィリアムソン君6歳の時の作品である。 私もこういう絵を描きたいとずっと思っている。 思っているだけでなく、描き始めなければ、 キーロン君に一歩も近付けない! [ホルト(英国) 28日 ロイター] 英国では7歳の少…

八朔の雪/高田郁

八朔の雪―みをつくし料理帖 高田 郁 (ハルキ文庫) ミシュランのガイドブックで、関西の★★★は7店、 うち6店が京料理の店であった。 ことほど左様に、関西の伝統的な和のテイストは、世界を魅了するのである。 「出汁(だし)を引く」という美しいことばだけ…

提言:社会科の授業を英語で行おう

パリ旅行から帰ってきたばかりの部下、 こんな時期にワイナリーへ行ってきたそうで、 ノートルダム寺院でステンドグラスを見る時間は取れなかったとか。 室内に空があるかと見まがうほどの空間に、 背の高い窓いっぱいに使ってのステンドグラスの芸術は、 ろ…

歯の治療と健康保険

正月早々、虫歯で弱っていたのか歯が欠けてしまい、 何年ぶりになるのだろうか、 実に久々に死ぬほど嫌いな歯科医に通うはめになる。 麻酔注射を打ち、痛くない治療をしてくれたので、 確かに痛さはまったく感じなかったが、 久々に聞く、歯を削るあの恐怖の…

おとうと/幸田 文

おとうと 幸田 文 (新潮文庫) 何年か後に、墨田区のスカイツリーが完成し、その展望室から北西方向に目をやれば、 「おとうと」の姉と弟のそれぞれの学校への通い道、隅田川の堤が見渡せるはずである。 太い川がながれている。川に沿って葉桜の土手が長く道…

おくりびと/滝田洋二郎

おくりびと (第81回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。2008年) 家族が留守の間に、 TVで放送され我が家の録画機に保存されていた 「おくりびと」を、ひとりで観た。 家族とTVを観ていて、涙が出てくるシーンに出くわすと、 それを察知されないために…

心の愛/スティービー・ワンダー

スティービーワンダー心の愛I Just Called to Say I Love You訳詩付 http://www.youtube.com/watch?v=y7q4rIXS0EY まだスレンダーな頃のスティービー・ビーワンダーの、 清らかで軽快なラブ・ソング「心の愛」。 ただ ”I Love You”と言いたくて電話したんだ …

15年目の冬/阪神大震災

この鉄人28号がいる神戸市長田区あたりは、 ちょうど15年前の今日1月17日は、 一面火の海だった。 あの、長田の至るところで黒い煙が立ちのぼる光景は、 生涯忘れることがないだろう。 阪神大震災当時、我が家は震源地に近くはなかったので、 家屋の…

6勝9敗でごっつぁんです

大関魁皇(37)が幕内通算808勝の新記録を樹立。 そんなに勝っていたのかと驚くのだが、 負けはいくつかと見ると、528敗。 堂々の勝ち越し人生で、立派なものである、おめでとう。 さて、人生を大相撲15日間の星取りにたとえてみると、 きりが良い…

オーロラの向こう側/オーサ・ラーソン

オーロラの向こう側 オーサ・ラーソン (著), 松下祥子 (翻訳) (ハヤカワ・ミステリ文庫) スウェーデンの作家夫妻マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールーが書いた 「笑う警官」は、大人の国の大人の空気が漂う優れた警察小説だった。 「オーロラの向こう側」…

がんばれチャイ

☆french bulldog フレンチブルドッグ「チャイ」起き上がれないxxx☆ 大の字になって寝るのが好きなフレンチブルドッグのチャイ君、 ただ、起き上がるのが苦手のようです。 チャイの後方でべちゃっと寝ているのが、ママのきなこです。 チャイ君の兄弟、よも…

1984年/ジョージ・オーウェル

1984年 ジョージ・オーウェル 高橋和久 (翻訳) (ハヤカワepi文庫) 2009年のベストセラーは、村上春樹の「1Q84」だったとか、 本年最初の書籍の紹介は、本家ジョージ・オーウェルの「1984年」。 昨年新訳が出版されて、読みやすくなったとい…

蒲原 夜の雪/歌川広重

歌川広重 「東海道五十三次の内 蒲原 夜の雪」 年末から正月にかけて、列島は寒波が到来し、日本海側のみならず、 TVニュースによると、珍しく名古屋市内にも雪が積もっていた。 ソウルや北京も大雪だそうで、生活者は大変だろうが、 たとえば、紫禁城の雪…

あけましておめでとうございます