遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

#格闘技

祝優勝朝乃山・大関返り咲き栃ノ心

大相撲夏場所は、14日目で朝乃山の平幕優勝が決まった。 三役の経験がない力士の優勝は58年ぶりで、前回は後の横綱佐田の山の快挙だったので、朝乃山の将来も有望か。 ただ、ここしばらく足踏みしていた経緯もあり、まだ大気の片りんを見せ始めたばかりなの…

素晴らしき相撲解説/元稀勢の里・荒磯親方

関西の春は大相撲の大阪場所と東大寺のお水取りとともにやってきます。(この季節、毎年同じ文章を書いています。) 大相撲は7日目が終わり、白鳳と逸ノ城のモンゴル勢が全勝で並走しています。逸ノ城は昔から気にかけている力士ですので、そろそろブレーク…

天覧相撲と白鵬

■天覧相撲 今日は天覧相撲だった。今上陛下としては最後の国技館のようだ。 いつもなら、結びの一番は「この一番にて打ち止め」と立行司が口上するところを、天覧試合は「この一番にて結びにござります」と口上していた。 館内は相撲の取り組み以上に、天皇…

我が生涯に一片の悔いなし/稀勢の里

稀勢の里について、大相撲初場所初日の私の予言「3日後に引退するかも」が、当たってしまった。 引退記者会見での「一片の悔いもない」というフレーズは、「北斗の拳」のラオウの名セリフ「我が生涯に一片の悔いなし」からのものだとネットで話題になってい…

祝優勝、貴景勝はビッグマカロンだ!

大相撲の優勝者に贈られる「日仏友好杯」のビッグマカロン。 九州場所は、ご覧の黄金マカロンの登場で、手にしたのは貴景勝(22歳)でした。 史上6番目の若さの優勝者だそうです、あっぱれ!おめでとう! 親方貴乃花が大相撲から去ったばかりの場所で、見事…

貴乃花の引退、新潮45の休刊

■「新潮45」の休刊 これは事実上の廃刊だが、休刊と言ってお茶を濁したようだ。しかも、杉田と小川の論文で傷つけた人たちに謝罪なしに休刊とは、あと味が悪い。 言論の自由に対する冒とくというなら、当事者の杉田と小川と編集長は裁判で争う姿勢を見せるべ…

今こそ大相撲の大改革か?

大相撲スキャンダル、そろそろ一件落着の糸口が見えてきたのだろうか。 日馬富士の引退は残念だったが、彼は協会やその他の諸事情の犠牲になったような気もする。それを防ぎようがなかったのだろうか。 ■大相撲協会 協会は、暴力沙汰や八百長といった邪悪な…

もっと泣け奇跡の稀勢の里

大相撲。大阪での春場所が終わった。 今から39年前、朝潮(当時、長岡、高知県出身)が大学を出てデビューした昭和53年(1978年)の春場所7日目。後にも先にも一度だけ館内で生で相撲を見た日に、大関旭国(北海道)と大関から陥落して前頭だった魁傑(山口…

モハメド・アリの死を悼む

子ども用の学習年鑑で見たのか、私にとっては生涯忘れることのない戦慄の写真が、上のモハメド・アリとソニー・リストンの写真である。 【22歳という若さで世界ヘビー級チャンピオンのタイトルを手にしたモハメド・アリは、王座奪還に燃えるソニー・リストン…

北の湖理事長の死を悼む

私は、北の湖と同年齢。 彼は小学生で北海道から相撲部屋に弟子入りし、中学生で関取デビューしていた。私は同年だから、心のどこかで彼を気にしていた。 若くしてデビューしていたので、横綱になるまで時間を要した感もあったが、いまだに彼の横綱昇進最年…

連勝ストップ/白鵬

本日帰宅して開口一番、女房に「負けたなぁ」。 そう、白鵬の連勝が止まったことを確認しあったのであった。 どこまで行くのかと注目はしていたけど、 双葉山の記録が破られるのは残念だという気もあった。 「負けるとしたら、場所の開幕直後かもな。」など…

6勝9敗でごっつぁんです

大関魁皇(37)が幕内通算808勝の新記録を樹立。 そんなに勝っていたのかと驚くのだが、 負けはいくつかと見ると、528敗。 堂々の勝ち越し人生で、立派なものである、おめでとう。 さて、人生を大相撲15日間の星取りにたとえてみると、 きりが良い…