遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

太らない日本女性

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昨夜は、飲み仲間ならぬ食べ仲間からのお誘いで、

和食レストランへ。

10%割引クーポンをネットで取得して持参して、

質量ともまずますのひとり5千円程度の、

ごく庶民的で、静かでゆったりできるいいお店であった。


ストレスを感じない仲間たちと、静かな店で楽しく会食できれば、

それが和食ならば、メタボには願ってもない環境である。


そこで思い出したのが、以下の記事。

日本女性のしなやかなスタイルを褒める記事で、

美しい日本女性は、日本料理の素材と器と箸からつくられるという。



2009年9月21日、仏紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンは、はしの使用と小さな食器に盛り付けられた料理が日本女性の魅力あるプロポーションの秘訣だと紹介した。

同記事は、先の総選挙で史上最多の54名の「美人議員」が誕生したが、そのスタイルは皆しなやかで、太った議員は1人もいないことにみられるように、日本は世界でも肥満率が最も低い国の1つだと指摘した。それに対して、ノースカロライナ大学の栄養学教授によると、中国の18歳未満人口の25%は肥満だという。

日本女性のスタイル維持の秘訣はその食習慣にあると同記事は指摘した。

まず日本料理。日本料理に含まれる炭水化物の割合は高い。欧米では炭水化物はダイエットの敵としてみられているが、日本料理で使われる炭水化物では、加工されず自然のままの状態に近いものが多用される。栄養も豊富で食物繊維含有量も多い。日本人は新鮮な野菜、そば、大豆類を多く摂取するが、主食に動物性脂肪の多い乳製品を用いることはほとんどない。

日本人が好む大豆は高たんぱく・低コレステロールで、大豆レシチンや食物繊維も豊富。大豆には血糖値を下げ、満腹感を得させ、エネルギーが脂肪として体内に蓄積されるのを防ぐ効果もある。大豆も日本女性のスタイルに関係がある。

また、食物のほかに、はしの使用と小鉢・小皿など小さな食器を用いることも、日本女性が太らない秘密だ、と同記事。同記事の記者は日本料理の取材のためにはしを使用したが、10kgも体重が落ちたことを紹介している。

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箸を使いダイエットできた記者は、箸の使い方がよほど下手だったので、

すぐ満腹感を感じたのかもしれないのだが、

それはともかくも、この記事は、目からうろこが落ちる内容のものであった。


確かに日本の女性は、肥満の人は少ないなーと、周囲を見渡してもそう感じる。

おそらくは世界一美味しいものを食べている人種が、

大和ナデシコたちであると思うのだが、太った人は少ない。


スプーンやフォークで高カロリーなものを掻き込めば、

ぶくぶく太りそうな気がするのだが、それは他国の女性。

もともとバランスのよい和食を、お箸で摘まむ感じでゆったり食べれば、

日本女性のように上品なスタイルが維持できるのか、なるほどなるほど。


ただ、それでもまだ自分は太っていると思っている女性が、

あまりにも多いことに、少し太めが好きな私は愕然とする。



美しい海岸線を持ち、

プロポーションのいい女性たちや、

世界中のホテルマンに一番お行儀がいいと評価される人々が住み、

核兵器は一切なくこれからも持つつもりはなく、

ハイブリッド車がたくさん行き交い、

温室効果ガスを排出しない友愛の国、日本。


何だか急に優等生になってきた、眉に唾。