毎年頼んでいる1年分の米を、今日引き取りに行きました。
父親の同級生の農家から、この季節に新米をまとめ買いします。
例年30kgの玄米の袋詰めを20俵譲ってもらっていますが、
今年は、天候不順のせいで5俵減らされました。
でも我が家は、パン食も多く、15俵がちょうどいい量かもしれません。
画像左が、我が家の納戸に落ち着いた米俵であります。
実は私の車のトランクにもまだ入ったままで、
30kgを私の体ひとつで何度も運搬するのはきつくて、
納戸のスペースを確保することもあって、
明日まで残りの新米は、車に積んだままにしています。
日常生活で、30kgのものを上げ下ろしすることなどないので、
この作業が毎年辛くなってきています。
今日はさっそく、2俵をセルフサービスのコイン精米所へ持ち込み、
上白米にして持って帰ってきました。
ですから、今日の夕飯は炊きたての新米でありました。
いいお米ではありませんが、鬼の十八歳・番茶の出鼻と同じく、
安物のでも新米は、みずみずしくて美味しいのであります。
で、右の画像はとッ散らかっていますが、
新米をおすそ分けするべく、作業に掛っているところで、
体重計で重さを量ったりして、
一人暮らしの叔母×2人などに送ってやる準備をしているところです。
お米はとても喜ばれる贈り物であります。
ついこの前、うちの若くて優秀な部下と話をしていたら、
彼は「一斗」が分らなくて、
一斗缶は見たことがあるのでしょうが、意識してないのでしょう、
1合→1升→1斗→1石と、10進法で数える、
容積に関する尺貫法を教えてやりました。
これで、加賀の前田家の百万石の石高のすごさが、
少しは分ってくれたかもしれません。
ちなみに、あのワラで編まれた大きな米俵の一俵の量は、
4斗(40升=400合)で、重さは60kgであります。
で、紙袋で流通するのに一俵60kgは重すぎるので、
いまでは、半俵、つまり30kgの紙袋で農家は出荷しています。
それでも十分重いのですが、効率的にはそれくらいがちょうどいいのでしょう。
不思議なのは、水4斗は72ℓで72kgなのに、
米4斗は60kgなことです。
「米は1俵60kgにする」と、いつか誰かがそう決めたのでしょう(笑)。
ところで、30kgの玄米を精米すると、精米のレベルにもよりますが、
1割程度、重さが減ります。
これは、不思議でもなんでもなく、米ぬか相当分が軽くなります。
相当安く購入できているので、目減りしても文句のつけようはありません。