鬼の住む永田町のロートル議員のことばかり書いていても、楽しいブログ運営ができないのですが、久々に藤井聡太王位・棋聖の記事を書きます。
名人戦の順位戦で、今季B級2組を戦う藤井聡太は8日に9勝目(0敗)を挙げて来季の昇級を決めました。
来季は、「鬼の棲み家」と呼ばれるB級1組で1年間戦うことになりました。このクラスから昇級すると、名人挑戦権を争うA級に進めます。
B級1組は13名の総当たりリーグ戦で、2名がA級に昇級できるのですが、それが至難の業で、今季すでにA級昇進を決めた実力者山崎隆之は、B級1組で13年連続戦い続けて40歳を前にやっと昇進を決めたのでした。藤井聡太が14歳でプロ棋士になったことを思うと、山崎のB級1組での13年の苦労は、感無量のことであります。
ということで、来期藤井聡太が一期でA級に昇進するかどうか、もう今から楽しみなのであります。
ところで、2020年の賞金ランキングが発表されましたので以下に貼り付けておきます。藤井君の4554万円は、高校生としては十分な金額なのでしょうが彼の知名度・棋界への貢献度からすれば少なくも感じます。
2020年将棋棋士の賞金ランキング(単位:万円、カッコ内は2019年の賞金)
2 渡辺明 名人 8,043(6,514)
3 永瀬拓矢 王座 4,621(4,678)
4 藤井聡太 王位 4,554(2,108)
5 広瀬章人 八段 3,241(6,984)
6 羽生善治 九段 2,491(3,999)
7 久保利明 九段 2,421(2,178)
8 木村一基 九段 2,338(3,209)
9 丸山忠久 九段 1,926(1,017)
10 千田翔太 七段 1,692(1,080)