昨日は、Abemaテレビ将棋B級1組の順位戦藤井聡太vs阿久津主税戦で一日暮らしました。
昨日だけの視聴者数で、上の画像のとおり無料放送の順位戦の視聴者数が277万回と、多くの視聴者が楽しみました。
無料放送で、さまざまなデバイスで観られた延べ回数といえども、タイトル戦ではないにもかかわらず藤井将棋はいつものことながら高い注目を集めています。
ところで、将棋棋士の2021年の獲得賞金・対局料のベスト10が日本将棋連盟から発表されました。1億円プレーヤーはいなくなりましたが、タイトル保持者(挑戦者)やA級の棋士が上位を占めています。
◇2021年将棋獲得賞金・対局料ベスト10
①(2)渡辺 明名人 8194
②(1)豊島 将之九段 8145
③(4)藤井 聡太竜王 6996
④(3)永瀬 拓矢王座 4821
⑤(6)羽生 善治九段 3236
⑥(16)斎藤慎太郎八段 2567
⑦(8)木村 一基九段 2245
⑧(11)糸谷 哲郎八段 1876
⑨(14)稲葉 陽八段 1703
⑩(13)菅井 竜也八段 1674
(注)単位・万円。カッコ内は前年順位
注目の藤井聡太竜王は、約7000万円で昨年から1ランク上がって第3位となりました。
大きな賞金額の竜王の獲得賞金(4400万円)が年を越えて2022年に支払われる関係で、第3位にとどまったようです。
この獲得賞金・対局料とは別にCMのスポンサー(サントリー、不二家など)からの収入を加えると、藤井竜王の年収はおそらく1億円を超えていると思われます。
この年収が多いか少ないかは意見の分かれるところでしょうが、藤井ファンの私としては(他の棋士も同様ですが)いささか少ないような気もします。しかし、彼は技を究めるためにまだ途上中の身の上、「名人」になるまであと少しのところですのでこのまま精進してもらいたいものです。
ところでその名人までの道のりですが、昨日の順位戦で勝利し、来期のA級昇進にまであと一歩のところに到達しました。来月の順位戦最終戦で勝利すれば、あるいは昇級候補者の勝敗によって、A級の昇進が決まります。
目下、王将戦に挑戦中の藤井は3連勝としていて、あと1つ勝つとタイトル奪取に成功し歴代4人目の藤井五冠(同時保持者)の誕生となります。まずは、王将戦第4局(2月11日、12日)に勝利して夢の五冠の戴冠を期待しているところです。