遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

貴乃花の引退、新潮45の休刊

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■「新潮45」の休刊
これは事実上の廃刊だが、休刊と言ってお茶を濁したようだ。しかも、杉田と小川の論文で傷つけた人たちに謝罪なしに休刊とは、あと味が悪い。

言論の自由に対する冒とくというなら、当事者の杉田と小川と編集長は裁判で争う姿勢を見せるべきだが、誰を訴えるかはこれまた難しい問題。少なくとも記者会見で弁明するべきだ。

私が中一に初めて買った文庫は、新潮文庫だったし、夏目漱石の文庫もすべて新潮文庫で読んだ。私の読んだ書籍は、新潮社のものが最も多い。まあそれほどの大出版社だということだが、知の巨人にふさわしい出版社に早く戻っていただきたい。


貴乃花の引退
ここ数場所の土俵下で、審判役の貴乃花を見ていて、勝負審判の役割を果たしているように見えなかったのだが、引退記者会見を開くとは驚いた。

理事長選の大差の落選や、役員職からの降格や、協会の改革が思い通りにいかないことに落胆の色が隠せない感じだった。
部屋の力士たちは、今場所はみないい成績だったのに、彼らが一番可哀そうな結果になりそうだ。もう後へは戻れないのかな。

貴乃花は実に理想的な取り口ができる素晴らしい大横綱だったが、指導者としてもきっと素晴らしい素質を持っていると思うし、こころざし半ばで引退とは実に残念なことだ。これからどうするのかよくわからないが、相撲道一本で生きてほしかったのに残念なことである。