遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

天覧相撲と白鵬

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天覧相撲
今日は天覧相撲だった。今上陛下としては最後の国技館のようだ。
いつもなら、結びの一番は「この一番にて打ち止め」と立行司が口上するところを、天覧試合は「この一番にて結びにござります」と口上していた。
館内は相撲の取り組み以上に、天皇皇后お二人の来場で盛り上がっていた。もう天皇として来られるのは最後だと誰もがわかっているからだが、不敬ながら、今日の来場者はかなり得した気分だろうな。

妃殿下の気品も相変わらずで、お見事だ。
そういえば、正月の皇居の一般参賀は、すごい人出だった。
上皇になられても、国民に顔をお見せにまた来場されたらいいと思った。お二人なら歓迎する。


その「結びの一番」で白鵬は勝ち越しを決めた。一人全勝をキープして、折り返し点を通過した。
白鵬のオーラは、体幹のしっかり度合い・スピード感・足さばきや腕使いの柔らかな巧みさ・過去の実績の大きさなどで構成されている。
だから、どんなに絶好調の力士が立ち向かっても、僅差で白鵬が勝って軍配が上がる。ことに、今場所は僅差の勝利で、オーラが味方しているとしか説明がつかない勝ち方だ。
白鵬 モンゴル相撲一家のサラブレッド!横綱にすぐなりそうな安定感のある強さは、貴乃花に似ている。 朝青龍の最大のライバル出現。》と私が初めて白鵬をブログ記事に登場させたのが2006年3月9日だった。その直後の3月12日から始まった大阪での三月場所で、関脇だった白鵬朝青龍と優勝決定戦で敗れたものの準優勝にまで上り詰めていた。
あれから、13年の全期間第一線にいるのが素晴らしい。

白鵬東京五輪まで現役でいたいと言っていたが、ほぼ大丈夫だと思う。
続け!若武者たち。