遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝優勝朝乃山・大関返り咲き栃ノ心

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大相撲夏場所は、14日目で朝乃山の平幕優勝が決まった。

三役の経験がない力士の優勝は58年ぶりで、前回は後の横綱佐田の山の快挙だったので、朝乃山の将来も有望か。

ただ、ここしばらく足踏みしていた経緯もあり、まだ大気の片りんを見せ始めたばかりなのかもしれない。ケガに留意して最高位まで、一気に駆け上ってほしい。アッパレ!

それから、大関を陥落した栃ノ心が10勝して来場所に大関に返り咲いたのもめでたいことだ。青い目の大関も必要なのだ。

ここ2日はついていない負け方だったが、10勝目を挙げた横綱鶴竜戦はさっと身をかわした、本人も言う「なりふり構わない」勝利だった。誰もそれをとがめていない。それまでの、9勝は強い時の栃ノ心の良い戦いだったから。大関返り咲き、アッパレ。

私のひいきの貴景勝逸ノ城と炎鵬のケガの状況が心配だが、とりわけ貴景勝と炎鵬の本場所での土俵上でのケガだったので残念でならない。せめて炎鵬には千秋楽で勝ち越してもらいたい。

本場所でのケガは「公傷」扱いで番付を2場所くらいキープしてやれないものかと、いつも思う。栃ノ心も、ケガでどん底まで落ちたのだが、その古傷のテーピングがいまだに痛々しい。貴景勝は大丈夫だろうか、心配だ。

ということで、私の大相撲夏場所は終わった。千秋楽はトランプと安倍の貸し切り大相撲だそうで、アホらしくて見る気になれない。優勝が決まっていてよかったよかった。