遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

岩合光昭の世界ネコ歩き

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NHKBSの「岩合光昭の世界ネコ歩き」は、スポット番組だったり短い帯番組として放送されているが、だらだらとついつい見てしまう番組。岩合は、世界中の街ネコの楽しい映像をリビングに届けてくれる。

ネコの映像ににんまりうっとりし、世界中の街やそこに住む人たちに出会える楽しみもある番組。国内ネコやその飼い主だって、とても凛々しくて楽しい。

上の画像のように、カメラを地面に置いたり低い姿勢でカメラを構えたりと、ネコ目線でこそいい映像が撮れるというもの。ネコが移動すれば追いかけるし、追いかけていると思えば同じネコを待ち伏せしてとらえる映像もあり、岩合が単独で撮影しているわけではなさそうなのだが、さすがはプロの映像だと思わせる。

私が自前でカメラを買って、写真雑誌を読み始めた40年前、当時の動物写真家と言えば岩合徳光だった。その息子が、岩合光昭で、彼が世に出てきたときにはその名字ですぐに岩合徳光の息子だと思ったものだ。お父さんもいい写真家だったが、息子はそれを超えて第一人者になった。

岩合光昭は、クジラやアフリカの野生動物のスチール写真撮影を経て、動画も撮影するようになって、テレビで映像を見ることができるようになり、今日に至る。私より3歳年長だが、見かけも声も精神も衰えずいまだに元気な現役で素晴らしい。彼自身の「語り」も、番組ではなくてはならない装飾品だ。
まだしばらくは、奥深くて楽しい映像や画像や語りを届けてくれそうである。

昨日、ウォーキングをしていたら奇妙な動物にリードを付けて散歩させている女性に出会った。はじめはフェレットかと思ったが、よく見ればそれはミーア・キャット(マングースのなかま)だった。次に、出会えば話しかけて確認してみよう。帰宅して調べたら、確かにミーア・キャットはペットとして飼われているようだ。しかも相当高価なペットのようである。

私は何もペットを飼っていないが、岩合光昭が撮影している単なる「キャット」の方に惹かれるニャン。