街で出会った有名人 - 遊びをせんとや生まれけむ

ウォーキングしていて、出会う小鳥たちの名前がよくわからない。先日寒い中メジロを近所の生垣で見たが、その他で私が認識できるのは、スズメ、鳩、カラス、ツバメ、ジョウビタキ、ハクセキレイ、ヒヨドリくらいか。猛禽類は高いところで旋回していてよくわからない。

でも、街で出会った著名人の名前は割とよくわかるので、今まで会った有名人をご紹介。

◇皇居のお堀端で浩宮徳仁親王（現皇太子、次期天皇）50年前

　中学の修学旅行で、バスの車窓から、ランドセルを背負い侍従を後に従えた下校中の浩宮と遭遇。バスガイドが「なるちゃんだ！なるちゃんだ！」と教えてくれた。車でなくて、徒歩で学習院に通っていたのだ。画像は1964年東京五輪の「ご一家」。

　これからランチをしようと食事処を一人で探しているようすの永六輔と遭遇。作務衣を着ていた。目でご挨拶。

◇自宅近くでテレビ映画撮影中の范文雀

　サインはVより後の時代。范文雀は村の名士の娘役で、男たちに誘拐されるシーンを撮影中だった。私は高校生。

　飛行機を降りた人たちを出迎えるゲート付近で、実に多くの人が私の方に視線を送ってきたのでどうしたことかと思ったら、黒いワンピースに薄いサングラスをかけたいしだあゆみが私のすぐ横を歩き去って行った。40年前のこと。

◇原爆記念公園で徳光和夫

　原爆忌の前夜の原爆記念公園で、ポツンと一人の徳光和夫と遭遇。誰かを待っていたのかな、ボートレースが思わしくなかったのかな。40年前。

◇ジャズ喫茶で合席の金田留広

　よく通ったジャズ喫茶で、金やんの弟金田留広と合席。彼は、当時ロッテの主戦投手だった。ウィスキーのロックを注文し、タバコ（ショートホープ）も吸っていた。1970年代後半。

　はじめての喫茶店を入っていくと、カウンターにはしだのりひこ。すでにフォークルは解散していた。身体は小さかったがビッグなシンガーソングライターとの遭遇だった。その喫茶店が実家だったかも。

◇新幹線新大阪駅で

　園まり、栗原小巻、安岡力也、岡田彰布（阪神タイガース）を発見。1980年代の10年間、職場が新大阪駅近くだった。ゼロ系のドクターイエローとも、何度も遭遇。

◇アラスカからの飛行機で畑正憲と山本圭

　畑正憲の「ムツゴロウ」シリーズのナレーションを山本圭がやっていたと思う。アラスカで二人が乗り込んできた。ロケからの帰りだったかもしれない。成田までエコノミーで一緒だった。30年前。

◇成田空港で岸恵子

　岸恵子と彼女の娘を発見。ヨーロッパへ行く私たちと同じ飛行機に乗ったのかどうかは不明。

◇大阪駅から新大阪駅までの車中で、浜矩子、米長邦夫

　泰然自若とした浜矩子。ちょこまか落ち着きのない米長邦夫。それぞれ2度お見受けしたが、2度とも同じ印象。

　婚約中だったか新婚だったか、池田市出身の奥さんと恥ずかしそうな顔してホームを歩いていた。

◇阪急電車（大阪市地下鉄だったかも）でスペンサーとウィンディ

　先だって亡くなられた元阪急ブレーブスのスペンサー選手とウィンディ選手。電車で球場へ移動中だった。二人ともバットケースを持っていた。スペンサーはプロレスラーのようにデカかった。

◇ナンバで野村克也

　岸和田の叔母の家へ行く途中、目の前になんばの大阪球場に入る白いサンダーバード（アメ車）に乗った野村克也を発見。私は小学生で、南海と野村克也の大ファンだったので感動。長嶋や王と並んで、野村克也もサンダーバードが愛車だった。

◇ホテルのティールームで日野皓正と菊地雅章（まさぶみ）

　祇園の小さなホテルのティールームで、日野皓正と彼のジャズコンボのメンバーたちと遭遇。映画「ダーティーハリー」の話をしていたな。

◇学生時代のバイト先のレコード店

　美女を連れた峰岸徹に道を訊かれた。その美女は、岡田有希子でもその後結婚した女性でもなかったけど、彼はハンサムだったなあ。

　遠藤賢司のレコードをかけて店内に流していたら、本人が入って来てウィンクして出て行った。バイト仲間に遠藤賢司が好きなのがいて、ひっくり返りそうになっていた。

　桂文珍が子どもさんのレコードを買いに来た。終始、ふてぶてしい顔で、私たちバイト学生たちにいじられるのを拒否していたのかも。そんなことしないのに。

◇京都の新京極通りで

　マンドリンを持った高田渡を何度か。彼の奥さんの実家が近くにあり、彼が有名店にした三条堺町のイノダコーヒーも近くにある。

　通りの真ん中で独りで誰かを待っている風情の宍戸錠と遭遇。立ち姿が、映画のスクリーンから抜け出てきたようにカッコよかった。

　よく泊まっていた旅館に、テレビのバラエティ旅番組の出演者として小野ヤスシがやってきた。

◇小豆島のホテルで横山やすし

　夏の小豆島で、泊まっていたホテルに横山やすしも泊まっていた。確かに相当目立っていたけど、もちろん人畜無害。

　太秦での撮影の帰りだろうか、朝二条駅に降り立った私たち通勤客と遭遇。二人は何かしゃべっていたが、姿より声が印象的だったなあ。私25歳の頃。