15日は午前中に難波の高島屋に出かけて「第60回記念 現代書道二十人展」の鑑賞。
この展覧会は、現代書壇を代表する20人が新作を発表するという、新春恒例の現代書道展で、1957年から開催されているという。日展などで何度も書を鑑賞することはあったが、書道展は初めての体験。
私は20人の作家は、まったく知らないが、全作品90点を堪能した。
書や篆刻の作品を鑑賞して、そのスタイルがかくも多くあるのかと感心したが、むしろスタイルなどないかのような自由な作風に感服した。ただし、あまりにも前衛的な作風はなく、バランスの良い品格を感じさせる作品ばかりだった。
篆刻は小品ながら、額装されて書が添えられて、魅力的な欲しい作品がたくさん展示されていた。
ハード(表装・掛軸、和紙、書の道具など)とソフト(スタイルや技法など)が合わさって、澄み渡った芸術性を感じる世界だった。
その難波から、友とランチをしに梅田まで歩いて帰る。天気も良く心も軽く、充実。