もう一点は、洋画部門の文科大臣賞受賞の、難波滋「逍遙・十六夜」、という作品。
モチーフも完成作品も、日本画とか洋画とかの区別がつかない。それを上記作品が現していよう。いまや何をどう描こうが自由で、画材が違うだけの世界なのだろう。
上記のような技術も感性も必要とされるような作品は描くことはできないが、人さまに作品を見せることのない、塗り絵の域を出ない作品しか描けないしろうと画家としては、公募展の多くの作品は楽しくて、さらにとても良いヒントになる。
ただ無心に、描けばいいように思えてくるからありがたいのである。
特別展 改組 新 第3回 日展
■会期=2017年2月18日(土)~3月20日(月・祝)
■休館日= 月曜日(3月20日は開館)
※ただし、災害などにより臨時で休館となる場合があります。
■開館時間=午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)