遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

M-1グランプリ2015

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5年ぶりに復活した「M-1グランプリ2015」。
決勝進出(敗者復活組を含めて)は以下の9組。

2 馬鹿よ貴方は
4 和牛
7 ハライチ

私はTVで偶然九州予選と沖縄予選を見、東京と大阪の準々決勝で姿を消した出場チームをすべて見たが、決勝に残ったチームはさすがの粒より。

ネタがよくできていて、新しくて、稽古がよくできていれば、まず面白いことに間違いない。
加えて、「芸」というか「間」というか「センス」のある話術があれば、その中でも差がつく。

今日の出場では、2馬鹿よ貴方は、3スーパーマラドーナ、4和牛、5ジャルジャルが私はお気に入りだった。
どれもネタがよくできていて、けいこがよくできているのか演者に余裕があり、面白い漫才だった。今後が楽しみな4組である。
この中ではジャルジャルが最終決戦まで残ったが、1本目の方がはるかに面白かったのでグランプリは取れなかった。惜しい。

グランプリのトレンディエンジェルは、「はげネタ」オンリーの印象が強くて、漫才のイメージから少し離れる。でも勢いがあったのでまあ納得。

審査員が過去のグランプリ獲得者で、現役の漫才師だというのが一考を要する。審査委員の構成要素しだいでグランプリ受賞者は変わってくるからなぁ。

9組は粒ぞろいだったが、過去にあった、例えばブラマヨの伝説の2本のような、ドカーンと受ける漫才を見てみたい。
残念だった皆の衆、来年は珠玉の2本を揃えてまた参戦しなさい。