遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

「M-1グランプリ」決勝戦、マイベスト5

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維新の橋下徹足立康史が何か揉めているらしい。漫才で言えば、どつき漫才コンビが「おまえのビンタ、マジで痛い」と本当のケンカに発展するようなどうでもいいような痴話げんか、なのか。橋下も足立も単なる芸人なのに、ほほえましくとも何ともないのは内面が下司だから。

といったところで、2021年の「M-1グランプリ」決勝戦について感想を少し(私の年中行事)。

決勝進出は(上の画像、左上から右へ順に)、 もも真空ジェシカプロダクション人力舎)、モグライダーマセキ芸能社)、オズワルドランジャタイグレープカンパニー)、インディアンスゆにばーす錦鯉(SMA)、ロングコートダディ、そして敗者復活のハライチワタナベエンターテインメント)。

吉本所属が5組で、そのほかの事務所が5組。オズワルド、インディアンズ、錦鯉、ゆにばーす、ハライチが私の知っている(漫才を見たことのある)芸人で、そのほかは初めて見るコンビだった。

全体的に甲乙つけがたい均質の10組で、差はネタや芸風や人物が好き嫌いだけの問題かも。

ビッグになる為に、決勝選の大舞台で磨きに磨いたネタを披露する。その緊張感あふれる雰囲気が見ている方にも伝わってきて麗しい。

審査員も、視聴者に生放送で「審査」されるので、ギャラは多くもらえる仕事だろうがいろいろ緊張するんだろうな。

ということで、緊張しない私のお気に入りは以下の5組だった。
錦鯉
去年も面白かったし、今年も同様。去年のM-1決勝進出までまったく売れていなかったという同情バイアスがかかっていはいるけれど、50歳の長谷川の芸風が私は好き。いい相方(渡辺)と出会って花開いた、チャンピオンおめでとう。

真空ジェシカ
規定の4分枠が短かくて残念だった。もう少し長い時間枠で見たいコンビで、バリエーションは増やせやすいネタと芸風だった。雰囲気もスマートで好きだ。

ランジャタイ、ロングコートダディ、もも
さすがに決勝まで来れた面白いネタだった。次に見た時にもっと面白いネタで新鮮味が感じられるか。来年も見たい3組だった。

以上