遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

M-1グランプリ2017決勝戦

イメージ 1

M-1グランプリ最終決戦をしっかり鑑賞。よく笑ったので寿命が延びたはず。

金曜日にランチした友3人のうち、関西ネイティブの男がM-1は興味がないので見ないと言う。
関西ネイティブの私と、中部地方海のない県生まれで18歳から関西在住の男が、M-1だけは楽しみにしているタイプ。

見ている方は、何でM-1を見ないのか理解ができず、興味のない方にすれば、M-1の何が面白いのか解らないと言いたいだろうな。

ということで、漫才は①「台本」②「喋くりの巧さ」の双方が揃ってまずスタートラインに立て、それと、③「漫才師の人柄の良さ」と、④「観客に受けたか」どうかで出来高が決まる芸だと思う。

今日の決勝の漫才はすべて受けていたので、出場者すべてが④はクリア。

①②③の要素から、今日の私の一押しは「和牛」だった。
結婚式場のネタと、旅館の客と中居のやり取りネタは、どちらもよく練られた立体的な台本で、その出来良い台本をほぼ完璧な形に完成させていて見事だった。グランプリを取れなかったのは残念だったが、来年も和牛の漫才を見られるのだから、楽しみなことだ。お疲れさま。

そのほかでは、さや香(花がある二人)「ミキ」(人柄が好き)
「じゃるじゃる」(ピンポン芸を完遂していて面白かった)
スーパーマラドーナ(ボケの方はR-1でも通用しそうなほど達者で面白い)の漫才が①②③の要素が揃った大好物漫才だった。