遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

尾崎が銀メダル!/世界陸上

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世界陸上の女子マラソンで、尾崎好美が銀メダル獲得!


日本女子のマラソン神話は継続中であった。

尾崎好美は見事な銀メダルであった。


中国の選手は常に先頭を走る選手の後ろに付いて、効率的なレース運びで優勝したが、

尾崎はそんな駆け引きどこ吹く風で、立派なレースだった。


足が長くて、腰高で、Qちゃんを髣髴とさせるきれいなフォームで、

昨秋の東京国際女子マラソン優勝の実力を見せてくれた。

師匠の山下佐知子は、私の好きな女子であり指導者である。

強いけどしなやかな選手は、山下のような懐の深い指導者からしか生まれない。

師弟におめでとうを言いたい。


東京国際女子マラソン2位の加納由理も、ステディな走りで世界陸上7位入賞で、

これまたお見事。


ケニヤやエチオピアなどのアフリカ勢や、加えてヨーロッパやアメリカ勢など、

精鋭が集まった国際大会での上位入賞は、彼女たちの自信につながるだろう。


中学・高校と、駅伝で鍛えられた女子たちは、

世界の女子マラソン会で、常に上位の成績を残せている。


ボルトの記録を見るまでもなく、世界の男子を見ていると、

パワー系の種目で日本男子が今後メダルを取れる可能性は、

ますます薄くなってきた。


それに比べて、体格がコンパクトでもエネルギー効率が利点になるマラソンなどは、

まだまだ楽しみな競技であり続けられそうである。


ロンドン・オリンピックまで、日本女子マラソン勢は、世界に君臨し続けてほしいものである。

男子マラソンも、そろそろ復活してほしいものである。