日本人でオリンピックの最初の金メダルを獲得したのは、
1928年のアムステルダム大会のことである。
その4年後のロサンゼルスオリンピック、
南部忠平も三段跳のオリンピックチャンピオンに輝いた。
織田と南部、生前のお二人はジェントルマンであった。
金メダルが彼らを風格ある男に仕立てたのであろう。
五輪の陸上競技で男子は、フィールドとロードでは、
トラック競技では皆無であった。
陸上男子400mリレーで日本チームは、
トラック種目で人見絹江以来80年ぶり、
男子では史上初のメダルをゲット。
リレーに限ると、アジア初のメダルでもあったようだ。
「一瞬の風」になった4人の男たちに、
拍手喝さいを送りたい。