遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

バイデンのイエスマン岸田 アメリカの防衛予算を肩代わり

バイデン大統領がやってきて、日本の軍事予算を引き上げ要請をして(要請というか日本が用意していたお土産でもある)帰っていったようですが、防衛予算額がGDP1%から2%、額にして11兆円程度に増額されようとしていることを、野党やメディアは国民に伝えていますでしょうか。

そもそも、経済活動が順調だと印象付けるため、底上げ改ざんをされ続けていたGDPは実態より大きいわけですから、それを基準に防衛予算だと言われても納得できないことです。

また、火の手が上がっていないところに台湾有事だとかなんとか危機感をあおって、防衛費を倍増させようなどいうことに対しては「騙しだ!」「まやかしだ!」「マッチポンプだ!」と声を上げ、許してはならないことではないでしょうか。

中国を例にとって考えてみても、中国なしには日本の経済は成り立ってゆかないのではないでしょうか。中国からの輸入、たとえば農産品を中心とした食糧が途絶えたら大変なことになるのではないでしょうか。

いまはまだ、経済的なつながりで日中友好は保たれていると思いますが、アメリカの軍事の肩代わりをしたり台湾有事を声高に叫んでいると、経済制裁を食らうことにならないとも限りません。

このブログで何度も繰り返して言っていますが、小さい海を挟んだだけの極東アジア中国・台湾・韓国や、東南アジアASEANと経済的な友好状態を未来永遠に続けていかないと日本は立ち行かなくなっていきます。

いまはまだ経済界がしっかりとそのことを推進していっているのでしょうが、この先どんなカルト的集団が政治のキャスティングボートを握るとも限らないわけですから、憲法改正基本的人権の排斥や緊急事態条項の創設など)をやろうとしたりもの言うメディアを規制したりしていると、またあの戦前の大政翼賛会的空気が醸成されてしまい危険なことになります。独立を保てなくなります。

そんなことになるのなら、51番目のジャパン州になってアメリカ連邦予算でもって列島を対極東ロシア軍事基地にした方がまだましかもしれません。

農薬まみれとは言え、アメリカ本土の農産品を列島に供給してくれるでしょうから、その方がまだましかもしれないですね。

阿武町の誤送金はほぼとり返せたので、そろそろいま会期中の国会に注目すればどうでしょうか。参院選公示まであと1か月を切りましたが、もう与党の優勢は揺るがない情勢のようですし、そもそもNHKはバイデン大統領と岸田のニュースは取り上げても国会中継をやっていません。

そんな状況でも、この国の不幸な未来像について少しでも情報を共有したほうがいいのではないのかと思います。せめて野党は、いまから一か月は「自分たちに票を入れないとみな不幸になりますよ」くらいのことは声高に叫んで欲しいものだと思っています。