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あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

北朝鮮ミサイル開発を支える統一教会の4500億円とトマホークの購入費用2000億円

「来年度予算案」記事の続きで、防衛費について追記します。

「Arc Times」というチャンネルで、米国から購入するトマホークが役に立たないことを紹介していました。

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トマホークは、日本の敵地攻撃能力を十分なものにするための米国製ミサイルで、1発約4億円のものを500機購入します。その予算だけで2113億円の計上となっています。

トマホークは、1990年にはじまった湾岸戦争イラクによるクェート侵攻に国連軍が立ち上がった戦争)ではじめて使われたミサイルで、あれから30数年経って、いま日本の攻撃ミサイルとして整備されようとしています。

岸田政権が「安保関連3文書」を閣議決定で改正し、「敵地攻撃能力(反撃能力)」を明記したのは、トマホークを配備するためだったと私は思っています。要するに、アメリカにポンコツ兵器を無理やり買わされたことの理由付けだったと思うわけです。

軍事ジャーナリストの田岡俊次が言うように、中国のミサイル兵力は圧倒的で、トマホークを装備しても「砲撃部隊の砲撃戦に、拳銃を持って加わるようなもの」と言っています。

トマホークで先制攻撃を北朝鮮や中国に仕掛けようものなら、1発の先制攻撃で日本は敵国の報復によりハチの巣状にされると思いますので、1発のトマホークで楽になれるのに500発も購入するのです。

使えない(使いたくない)武器なのに500発ものミサイルをどこで保管するのか、またその保管施設のためのコストは未来永劫防衛費に重くのしかかってきます。

ちなみに、アメリカはトマホーク1発を2億円で調達できるそうですが、日本は4億円出さなければ買えないようです(涙)。

文春によりますと、米国防総省ペンタゴン)情報局(DIA)は、統一教会が4500億円もの巨額の資金を北朝鮮に送金していたとの情報を掴んでいたようで、その資金でミサイル開発が行われていたことは容易に想像できます。

自民党と一心同体の統一教会が日本の信者の献金のうち4500億円を北朝鮮に流し、その資金がミサイルの開発を支えていたようです。

その4500億円で開発された北朝鮮のミサイルを先制攻撃するために、日本は2000億円でトマホークを配備するわけですから、無能な政権国家にはいろんな貧乏神が取り憑いているようです。

いずれにせよ、「敵」は強くてすばしっこくてずる賢いのに、金だけむしり取られる日本で、そのことを証左するのが相当ずさんに積まれた防衛費予算だということを実感できます。これを愛国者の端くれとして放置、許容することはできません。

日本は石油原産国でも農業大国でもなく、民は飢え始めているというのに、防衛産業・軍需企業だけが肥え太るってどうなんでしょう。

ということで、素人の私の話はこれくらいにして、Arc Timesの本編(2時間14分)で田岡俊次や尾形聡彦の専門的なお話を以下の動画(本編2時間14分)でご覧ください。

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