遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

映画「ボヘミアン・ラプソディ」

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出演者
ルーシー・ボイントン
グウィリム・リー
ジョゼフ・マゼロ
公開 2018年10月24日
上映時間 134分
製作国 イギリス・アメリ

映画「ボヘミアン・ラプソディ」をAmazonプライムビデオでレンタル(レンタル料299円)鑑賞した。

映画館の大スクリーンと迫力あるサウンドによる鑑賞ではなかったけど、自宅のリビングでリラックスして楽しめた。29日の10時に48時間レンタルのリミットだったので日中に鑑賞。途中2度の勧誘電話に邪魔され、追っ払った後に少し巻き戻し。

ストーリーを簡潔に表現すると、ゾロアスター教徒ペルシャ系移民出身の青年フレディー・マーキュリー(英国のロックバンド「クイーン」のリードボーカル)の青春映画。

実在の人物なので、フレディがエイズで1991年に亡くなったことはよく知られていることだろう。短くも美しく燃えたかどうかは少し疑問の余地があるかもしれないが、エンディングの「ライブ エイド」の盛り上がりで多くの賞をかっさらい天文学的な興行収入を記録した。

ある意味、天文学的な客入りと興行収入を記録した映画の記録映画を観たような気にもなった。

この映画の何が多くに人を映画館に足を向けさせたのだろうか。もちろん複合的な理由からだろうが、「クイーン」というバンドの音楽性だけで爆発的なヒット映画になったような気がしないのだが、とりわけ本邦においては〈映画「ボヘミアン・ラプソディ」ブーム〉があったということだろうと思う。

おびただしい若者を中心とした観客動員だったわけだが、この映画から「音楽」「宗教」「移民」「貧困」「劣等感」「結婚」「退廃」「抵抗」「ゲイ」「エイズ」「犯罪」などについて若者たちはどのようなことを感じたのだろう。彼らの心が自由や寛容などでしなやかさが増幅されたなら、フレディーは草葉の陰で涙していることだろう。

ネタばれになるかもしれないので、この映画をこれから見るつもりなら、下のYouTube の映像は映画鑑賞後に御覧になることをお勧めする。再生回数2億回を超す1985年の「ライブ エイド」映像である。

Queen - Live at LIVE AID 1985/07/13