上の画像は、魚とマイクロプラスチック(大きさ5ミリ以下のもの)です。魚の口の大きさから想像できますが、海に流れ出したおびただしい数のマイクロプラスチックは魚の体内(内臓)に多く蓄積されていきます。
ニューズウィークの記事によりますと、マイクロプラスチックが体内に入る量は年間で成人1人当たり3万2000片に上るとしています。
この3万2000片のうち80%は呼吸から体内に取り込まれているようです。そして、海に流れ出したマイクロプラスチックは海洋性の食塩にも、その姿をとどめているようです。
世界21カ国で取れた塩を使い、食卓塩として販売されている39銘柄を調査した結果、マイクロプラスチックが検出されなかったのはたった3銘柄だけでした。
調査に使用された食塩は、オーストラリア、ベラルーシ、ブルガリア、中国、クロアチア、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、韓国、パキスタン、フィリピン、セネガル、台湾、タイ、英国、米国、ベトナムの21カ国で取れたもの。39の銘柄のうち、28銘柄は海塩、9銘柄は岩塩、2銘柄は湖塩で、「マイクロプラスチックが検出されなかった3銘柄」は、台湾産の精製海塩、中国産の精製岩塩、そしてフランス産の未精製の海塩でした。
9割の食塩にプラスチック片、成人1人当たり年間2000個が体内に
私は、たとえば毎朝食べるゆで卵には塩を使いませんし、生塩は料理に使う程度でほとんどとらないようにしています。なので、塩からプラスチックを摂取する量はあまり多くないと思いますが、念のためこのたびマイクロプラスチックが検出されなかったと思しきフランス産のゲランドという塩に変えました。
フランス・ブルターニュのゲランド塩田↑
プラスチックが検出されなかったほかの2銘柄「台湾産の精製海塩と中国産の精製岩塩」も興味がありますが特定が難しいので、フランス産にしました。
購入したゲランド産の塩は600g1250円と少し割高ですが、高ければあまり使わないという効果も期待しての採用になりました。