遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

映画!「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」

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ほんの1週間ほど前、とあるYouTubeを見ていて偶然知った英国の天才的数学者で暗号解読者でコンピュータの原型を作ったアラン・チューリング
恥ずかしながら私は、それでチューリングのことを初めて知ったのだった。

そのYouTubeでは、チューリングをよく知りたい方はた映画「イミテーション・ゲーム」をご覧なってくださいと言っていた。
そこでググってみたら、かなり話題になった映画だったようで、世界中の数々の映画賞にノミネートされ受賞を果たしている。興行成績でも成功を収めていた。
ということで、Netflixで探してみたらラッキーにも「陳列」されていたのでマイリストに揚げておいて、満を持して今日鑑賞した。

《作品紹介文「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密」は、コンピューターと人工知能の基礎理論を確立し、解読不能といわれたナチスドイツの暗号エニグマを解読し、連合軍を勝利に導いた英国の天才数学者アラン・チューリング(1912-1954)の伝記映画である。主演は『SHERLOCK/シャーロック』でホームズ役を好演し人気急上昇のベネディクト・カンバーバッチである。》

チューリングは、41歳で自死しているのだが、映画はその半生と彼の仕事ぶりを中心に描かれている。実は私生活はあまり恵まれていないのだが、彼の功績は想像を絶するものだということがだんだんわかってくるのだった。

ヒトラーが敗北したのも、コンピューターが発達したのも、曲がりなりにも平和な戦後が享受できるのも、インタエーネットで人類の歴史が書き換えられたのも、ある意味チューリングが一心不乱にドイツ軍の暗号解読に没頭してくれたからなのだった。

それなのに、悲劇の主人公でもあったアラン・チューリングの闇の部分も映画はきちんと描かれている。

「誰も予想しなかった人物が誰も想像しなかった偉業を成し遂げる事だってある」というチューリングの言葉と、人類への功績と彼の個人的な悲劇の光と影が感動を呼ぶ。

いい映画に偶然出合えて有意義で幸せだった。

 

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