遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

大相撲一月場所と能町みね子の美しい星取ノート

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上のノートに手書きされたものは、大相撲の星取り表です。

相撲ファンで知られるエッセイストの能町みね子が描いた(書いた)美しい星取表で、彼女はNHKの「ニュースシブ5時」の”シブ5時相撲部”部長として大相撲開催時にはレギュラー出演しているそうです。

ですので、上の星取表はプロのネタ帳ともいえるべき仕事道具の一種でもあるわけですが、それにしても見事なノートです。

しこ名を二文字で表す→省略の仕方が的確

番付の位(横綱大関・・・)→真ん中に書いているのが合理的

勝ち負けマーク→可愛い。◎は完勝? (正の字の数と一致)、●の右横の〇はほぼ勝ちだったのに惜しい負けという意味か?これも正の数に入っている いずれにせよ面白いマーク

全体のレイアウト→美しいし、書かれている字が整っていて、毎日記入するのが楽しそう

といったような感想を持ちました。

さて一月場所ですが、優勝争いは、御嶽海が10日目に敗れて照ノ富士と1敗で並びましたので、この両者の争いかと思われます。

三役力士が三場所で33勝すれば大関昇進という条件からすると、御嶽海はようやく大関に手が届くかどうかというところまで来ました。29歳でもありますし、ラストチャンスと思って頑張ってほしいです。

ちなみに御嶽海が大関になると、あの雷電爲右エ門以来、230年ぶりの長野県出身の大関誕生となるそうです。

ちなみに、雷電(当時は大関が最高位)は、私が子どものときにその来歴を読んで、史上最強の力士(通算254勝10敗、勝率.962)だと確信していた力士です。

そのほか、わが宇良は、5勝5敗で予断を許さない状況です。勝ち越して、自己最高位(東の前頭2枚目)を更新するところまで行ってほしいです。

また、わが王鵬は幕尻で7勝3敗にまでたどり着きました。彼は連敗癖があるので早く1勝して楽になってほしいものです。将来は大鵬おじいちゃんと同じところまで登り詰めてほしいのですが、とりあえずはオヤジ(貴闘力・東の関脇)越えをお願いしたいです。

さて、わが貴景勝は場所中のケガで途中休場となってしまい何とも残念です。以前から私は言っていることですが、場所中のケガ防止を何とかしないと、大相撲は先がないように思いますがいかがでしょう。照ノ富士栃ノ心、宇良などの痛々しいテーピング姿を見ていると、その思いを強くします。

まずは、土俵の高さ(66㎝)を低くするとか、土俵下に倒れ込めるマットを敷いて、砂かぶりにいる観客を2列ほど後退させて、力士と観客の安全を図る措置をお願いしたいと思います。

それから、大器朝乃山を早く見たいものです、なんとかならないものかとヤキモキします。

ということで、きっと美しいノートの能町みね子も、私の意見に賛同してくれるような気がします(どうかな…)。