遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

トランプのノーベル平和賞の推薦人

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さすがの森羅万象担当総理大臣安倍晋三は、トランプ大統領ノーベル平和賞の推薦文を「日本の代表」としてノーベル財団に送ったという。

勝手なことするなよ、誰がそんなことを認めるものか。ご丁寧なことに、その推薦文の5ページにわたるコピーをトランプ大統領に献上したという。

トランプは、安倍が美しい手紙を送ってくれたと、ホワイトハウスの記者会見で述べていた。

きょうの衆議院予算委員会では、あんな大統領をノーベル平和賞に推薦するのは問題だと、立憲民主党の長妻などに批判されていたが、「推薦したことはノーベル財団の規則で50年間の守秘義務があるので、ノーコメントだ」みたいなことを答弁していた。

語るに落ちるとはこういうことで、事実上推薦したことを認めている答弁である。

それもそのことを訊かれたことにまんざらでもないような雰囲気が漂っていて、トランプの口から「安倍が推薦してくれた」といわれたことがよほどうれしかったと見る。ぼくちゃんまた戦闘機を買い増ししちゃおうかな、てな顔していた。

佐藤栄作でもノーベル平和賞をもらえたんだからトランプももらえるかもしれないが、まあいくらなんでもそれはないだろう。イグノーベル賞でさえもらえないだろう。

それにしても、「安倍がトランプを推薦ニュース」でまた世界中の笑いものになっているのではないだろうか。こっちがイグノーベル賞か。

私はトランプの平和賞を認めない、断じて認めない。現在、「国境の壁建設」問題で非常事態宣言を発令中なのに、フロリダでゴルフ休暇なんだという。筋金入りで掛け値なしのバカだ。

また、日本を代表しているのは安倍晋三ではない、断じて認めない。こんな幼児性の残った下品な男が日本人のステレオタイプだと思われたくない。でもステレオタイプなんだなあ、これが、ああ情けなや。

安倍に比べたら桜田五輪相の方がかわいく見えるのは、私の目が濁ってきた兆候か。
まるで、「悪夢」にうなされているような今日この頃である。